漫画よ、ありがとう。

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昔から本が好きだった。幸い親も兄も本好きで一人あたり1000冊は下らない量があったので家中どこかしらに本が置いてあるような家だった。この写真にあるのは私が小学生の頃からお小遣いをはたいて買ってきた漫画たち。

高校や大学、社会人になるたびに整理して売ってきたのだが、社会人になって15年ほどになる今でも残り続けてきた漫画たちをこの度また売ろうと思い立った。

昔はあまりに本が多いので、漫画喫茶をそのうち自分で開けるのでは、と考えたこともあったが電子書籍がある現代では需要はあまりないだろう。何せこの漫画たちは新しい物でも5年以上前に購入した物ばかりだからだ。徐々に漫画は読まなくなって、いつからか小説やお堅い本をkindleで読むようになったので漫画は増えなかった。ドラマ化や映画化された物もあるにはあるが、それも昔。流行作品のない漫画喫茶なんて誰が行くのか。そんな店に行くより電子で買ったり借りた方が早い。

どうして漫画を読まなくなったのか。理由は特にこれだ!というものはないのだけどいくつか思いつく。

 ・漫画の対象年齢から外れた。
 ・Netflixでアニメ化された物を見るようになり原作を読まなくなった。
 ・漫画の情報が入ってこなくなった。
 ・漫画を読んでた時間が縫い物などの創作時間に変わった。
 ・心情を読み解く漫画より、ビジネスで使えるような実利的な情報を欲するようになった。

ファッション雑誌にも言えることだが、自分の年代向けの漫画が掲載されている雑誌がどれか、というのが本屋に行って眺めていてもほとんどわからない。じゃあ単行本はどうだと場所を移ってみたら高校生〜大学生向けと思われる作品がドーンと面出しされていて他は背表紙が並んでいる。この辺りで萎えてしまって文字もののコーナーに行くとタイトルからしてとても分かりやすい物が多い。心理学なら心理学と書いてあるし、ビジネス書なら〜戦略とか書いてあったりする。小説もサスペンス物か歴史物かとかはタイトルや表紙ですぐわかる。

漫画を探し、自分にとっての良作に出会える手間がとても高く手を出しづらいものになってしまったのだと感じている。きっとSNSをやっていればもう少し情報は入ってくるのだと思うがSNSは疲れるのでやっていない。電子書籍ストアのランキングをみてもビビビとくる表紙はなかなかない。その内また漫画を読み漁る日がくるだろうか。

ひとまずは供養としてきっと人格形成の一端を担ったであろう漫画たちにサヨナラを言おうと思う。

漫画たち、ありがとうね!さようなら!

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