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【ネタバレなし感想】映画ハイキュー ~完結後もファンであり続けた人たちへの信頼とご褒美の映画~

見てまいりました、本日公開の映画「劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦」!!行こうかどうか迷っているハイキューファンのために、ネタバレなしではありますが、簡単に感想をお伝えさせてください。

感想


詳しい内容については日を改めてお話したいと思いますが、端的に素晴らしかったの一言です!原作漫画ファンとして大満足の作品でした。どれくらい良かったかというと漫画を読み込み過ぎて終始次のシーンやセリフまで全部頭で分かっていたのに、比喩でなく本当に背筋が凍る体験をしたり、漫画読んだ時には泣かなかったシーンで涙が出たりしました。これは完全に想定外でした。


実を言うと、私はどの作品でも圧倒的に漫画派で、好きな漫画がアニメ化・実写化されても視聴することはあまりないタイプでした。なので今回も映画に行こうと決めた一番の理由は「大好きな作品への貢献(お布施)」であったのですが・・・今回で完全に自分の中の認識が更新されたかもしれません!

原作でも素晴らしい出来だった音駒戦が、1時間半の映画に濃縮された結果、凄まじいテンポの良さを生み、それによってキャラたちの感情や臨場感も、圧倒的に強く多く流れ込んでくるかのようでした!元より音駒戦は素晴らしいと思ってましたが、自分がまだ汲み取れていないものがまだまだあったことに気づかされ、一層この試合に魅了された思いです・・!

そしてもう1つ感じたのは、この映画は「ハイキューファンへの信頼」によって成り立っているというものでした。あの長い音駒戦を1.5時間に濃縮するわけですから、大胆にシーンやセリフをカットせざるを得ないわけです。実際にカットされていたものも多かったです。しかし残すべきところはしっかりと残されていますし、何より、完結から4年経っても映画を観ようというファンは削られたセリフや場面の脳内補完が可能なため、削って濃縮したはずなのに実質何も削られない、という理想的な状態になっていました。当たり前といえば当たり前かもしれませんが、この映画を最も深く楽しめるのは、完結後もファンであり続けた人たちです。そんな人たちへの信頼と、作中の言葉を借りるのであれば”ご褒美”のような映画だったと思います。

最後に

この映画が成功すれば、きっとこの高いクオリティで続編が作られることも期待できるかもと思いました。というか期待してしまいました!どうも既に発表済のもう1つの映画(Final)が鴎台戦であることを考えると、原作漫画における終章(高校卒業後)をアニメ化or映画化する予定は今はないということなのだろうと思いますが、それはとても勿体ないなと・・・ファンとしては、ぜひとも最後まで映像化してほしい、それをこれから新たにハイキューファンになってくれるかもしれない人たちにも残して繋ぎたい・・・!そんな気持ちで応援しています。

私たちの楽しい「祭」がもっと永く続くためにも、こうやって映画の魅力を伝えたり、再度劇場に足を運んだり、この映画の成功にほんの少しでも貢献できればと祈っています。ハイキューファンの皆さん、絶対に損なんてしないので、どうか映画館で、この素晴らしい作品を観てみてください。

お付き合いいただき、ありがとうございました!

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