過去のプロレス日記より【橋本逝去】
破壊王、自分を破壊しちゃダメだよ;;
2005年07月11日16:46
「武藤ちゃん、まだ死ぬのは早いよ俺ら(中略)。このボロボロを見せるのがプロレスなんだよ。
元気いっぱいなヤツ、ボブ・サップみたいなヤツはそれはそれでいいんだけど、
あいつら最後まで見せることはできない。はい、引退って決めちゃうから。違うんだよ。
人間の春夏秋冬を見せていくものがプロレスなんだから」
2002年に週刊プロレス誌上で橋本と武藤が対談した時に橋本が語った言葉。
今日、破壊王こと橋本真也が亡くなった。
私は元々全日本プロレス派だし、闘魂三銃士の時代はまだプロレスに興味が無かった。
でも橋本はマット界を変えた人間であることは間違いない。
対小川直也戦。
一連の遺恨マッチはテレビ放送もゴールデンタイムで放映されるなどして、普段プロレスを見た事がない人たちでも橋本の名前を知っている人は(他のレスラーに比べれば)結構多いんじゃないかなと思う。
だからこそ、長州小力もネタで「はしもとぉ」って言って笑いを取れてるんだろう。
その小川戦。
その頃小川は柔道から格闘技へ移行したものの、有名選手と試合をすることはまだなかった。
そして橋本戦で圧勝。一気に小川の知名度が上がった。
今でも小川最強説を唱える格闘技ファンは少なくないけど、
これは橋本の功績によるものが大きいと思う。
「目を覚ましてください」
小川の橋本戦を終えての言葉。
プロレスファンを啓蒙するために、橋本と戦ったことはかなり大きい。
少なくとも私はあの試合で感じる物があった。
ガチの面白さ。(たとえあれが、猪木によるブックだったとしても私にはガチだと思えたのだからそれで良い)
近頃は私がプロレスから離れていたこともあって、全く姿を見なかった橋本。
まさかこんな形で急逝するとは夢にも思ってなかった。
橋本は自分の春夏秋冬を見せきれたのだろうか。
合掌。
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