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DTM:初心者が曲を作るコツというのは、曲を完成させること(=頼れるものには頼る)

注意書き


初心者といっても幅広いと思いますが、本記事では「DTMを通して初めて作曲にトライする方」を想定しています。

自分が初心者向けの記事を書くとか恐れ多いが…

ざっくり、筆者の来歴を書くと。

過去2回に渡ってDTMに手を出すものの、それぞれ一年もたずにフェードアウト(挫折ではない、と思いたい)。
現在、第3期に入って4年と数ヶ月。
うむ、飽きやすいわりに我ながらよく続いている。

…といった感じです。

で、なぜ本記事を書こうと思ったかというと、世に溢れているDTM初心者向けブログ等が、自分からすれば初心者向けになっていないからです。

楽曲作りの基礎(拍子、BPMなど)、コード進行の基本、リズム打ち込みの基本などが、多くのハウトゥー記事の内容だと思います。

それらは大事です。重要です。避けては通れません。

でも、ですね。
おそらく、音楽経験がない方にとっては、難しすぎると思うのです。

楽器経験がなくても曲が作れてしまう、というのがDTM大魔法の真髄だと思うのですが、初心者向けと題された記事に小難しいことが書いてあると、逆にそれがハードルになると、僕は思います。

じゃあ、どうするか。

ループ音源とプラグイン(具体的に言うとEZ3兄弟)の出番です。
プラグインについてはまたの機会に譲るとして、今回はループ音源について書きます。

ループ音源こそDTMの真骨頂

…というのは言いすぎかもしれませんが、様々な楽器の様々なフレーズをパズルのようにして組み立てることができるループ音源は、本当によくできた代物ですし、初心者はガンガン頼っていいと思います。

実際、自分もDTMを再開した頃、バックトラックはほぼループ音源で作っていましたし、今も結構(かなり?)頼っています。

日本はループ音源に対して冷ややかな風潮があり、

 完全自作>>>>ループ音源使用

のような空気を感じますが、初心者はそんなこと気にする必要ありません。

神経を集中させるべきポイントは、出来栄えでも、ましてや日本のDTM界の空気でもなく、曲を完成させることだと思います。

ループ音源もコードのことが分かっていないとつまづくポイントが出てきますが、それは後に考えればいいことでして。
1コードオンリーでも曲はできるんですから、早いとこ作ってしまいましょう。

最初はDAW(作曲ソフト)に入っているループ音源で十分だと思います。
もっと欲しいと思えば、ループ音源集(サンプルパック)を購入したり、Splice(スプライス)等のサブスクサービスを利用すればいいと思います。

そして、自分が作れるところを増やしていく。
最初はメインのメロディから入るのが一番手っ取り早いし、楽しいと思います。
初めは、そこだけに集中すればいいとも思います。
全部自分で作ろうと思ったら、覚えるべきことが多すぎるので、まずは主旋律を自分で作ってみることに注力していいのではないでしょうか。

まとめ:曲を作るコツは曲を完成させること

以前Twitterでつぶやきました。
冗談っぽいフレーズですが、わりと本気です。

断片ではなく、短い曲でいいので1曲とにかく作る。

そうすると、俄然楽しくなってくると思います。

あとは習うより慣れろ、です。
分からないところが出てきたら、その都度ググればいいだけですし。

以前から感じていることなんですが。
DTMには便利なツールがいっぱい揃っていて、それらを使えば(多少のお金がかかることも多いですが)作曲のハードルがかなり低くなります。

今何かと話題のAIも、DTMではかなり先行して導入されており、AI製品を活用すれば、音的にもなかなかの仕上がりになります。
プロ並みとは行かなくても、友人、知人から、

「え? この曲お前が作ったの? またまた〜 嘘だぁ、嘘だよな、嘘だろ… え、本当? …俺もやってみようかな」

という美味しい反応が返ってくること間違いなしです。

というわけで、コードが覚えられない、リズムパターンが一苦労、等の理由で曲作りが滞っている初心者の方の一助になれば、と願いつつ、本記事を締めたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

おまけ

以前、ループ音源について書いた記事です。
よろしかったらどうぞ。


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