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[#007] 入院中の話-当日-

いよいよ当日。今だから言えることは一つ!暇さえあれば寝ときましょう。

■出産当日

●〜5:30
陣痛の間隔4分。子宮口3cm。
このまま無事に進めば午前中の出産もあり得ると言われる。テニスボールをもらい、お尻の穴を塞ぐように踏んでなんとかする。部屋がバランスボールなどアイテムで溢れるも使い方わからず。新人?助産師さんがバランスボールを背中と背もたれの間に挟むも、、、「なんか違うな?」と悪戦苦闘した記憶はあるけど、、あの助産師さんそのままどっかいって帰ってこなかったな、、、笑
●8:00
朝にかけて陣痛が弱まる。促進剤打とうと言われる。(前日から促進剤を打つかもとは言われてました。)夫を呼ぶよう言われる。ちなみに促進剤を打つと痛みが増して失神するのかと勝手に想像して嫌だなと思ってましたが、結果としては痛みが増したというより間隔が短くなるイメージで、むしろおさんに近づく感じがしました。説明の時に嫌な顔してすみません。先生。
●9:00
夫病室に到着。ここで病室に入っていいの?と朦朧とする中、心の中でツッコム。お昼頃には生まれると思います。と言われ、「あと4時間!?」って途方に暮れる。(実際はあっという間でした。)初めて妻の戦う姿を目にして多分困惑した夫。とにかく手すりをギュッと握る手をサスサスしてくれたのを覚えてる。世の中の夫よ。無駄なことは言わずにサスサス。これが正解だ。(私基準。)促進剤の説明を受けた夫はすぐ帰される。ここからの無痛分娩への移行(麻酔を入れること)は無理だと言われてさらに途方に暮れる。この時の心境「はよ腹切ってくれ。」
●11:00
子宮口6,7cm。急に進む。促進剤。ありがたや。
●11:30

子宮口9cm。あと2時間くらいかな?と言われる。夫を呼ぶよう言われるも、文字を打つことができず死にそうな声でボイスメッセージ笑。陣痛室に行くか聞かれる。「利点はなんですか?」と聞くと、「分娩室に近いですよ。」って、、、。「あ、じゃあここで。」意外と冷静な質問をする自分。「痛いー」とは言うものの終始冷静な自分が頭の片隅に残ってました。ちなみに痛いから叫ぶは叫ぶんだけれど、それで発散する感じでした。ムカつくときに屋上で大声で「ばかやろー」と言ったらスッキリするイメージ笑。

このときらへんで取り上げてくれた助産師さんと初めて対面することになる。出会ってすぐ手をギューってしてくれたこと。「今日、私が一緒にいますからね」と言ってくれたこと。顔はもう覚えてないけど、感動は一生忘れません。名前もその方からいただこうかな?と本気で思ったくらい。

●12:10
夫、入院フロアに到着。分娩室まで歩けるかと言われて、無理だと伝え車椅子を出してもらう。ここで熟練助産師さんに当たる自分の運の強さ。車椅子の準備が素早すぎる。これ遅い人、いるんですよ。あ、管が、あ、みたいな。(分娩室まで歩こうという助産師さんもいるみたいです。)そしてこの時の車椅子が早いのなんの。多分ちょっと走ってた。いや、かなり走ってた。ウォーっとちょっとテンション上がる私。これ見つかったらダメなやつ笑
●13:00
夫分娩室近くに移動する。響く叫び声に「これ、妻じゃないよな」と思ったと後から聞く。そう、私です。ドラマで見る、いきんでる瞬間ですね。今時「ひっひっふー」じゃないですよ。イメージとしては顎を引いて目を瞑らずにうーんってうんちをするイメージ。一息で。力抜いちゃダメ。無理でしょ?でもこれが上手いと言われました。複雑。笑。これ体力的に2,3回しか無理なんですよ。で、休んで、また2回。降りてきているかはあまりわからなかったです。病院によっては美容室の合わせ鏡みたいなので見せてくれるらしいです。ちょっと嫌かも笑
●13:32(おそらく)
夫、分娩室入室
●13:33(おそらく)
研修医、分娩室入室
*いきみといきみの間に主治医の先生が耳元で「研修医、入れてもいいですか??」と囁いてくるので、「夫を先に」と冷静な私。バースプランに「夫を先に」と書いたのでおそらく事前に聞いてくれました。強い気持ちで「入れないで」と言ったら入れないでくれたかもしれませんが、入院前に大学病院の特性上、、みたいな同意書にサインを促されます。
●13:35
オギャー。娘誕生。本当に数分前の入室で夫も何がなんやら。これはドラマやドキュメント映像通り。足と足の間から取り上げられた娘とご対面。

娘は処置する台に運ばれ、複数のお医者さんに囲まれる。助産師さんとNICUの先生とたくさんスタンバイしててくれました。これは大学病院の利点ですね。自発呼吸がちょっと弱かったみたいですがすぐ良くなりました。

ふと我にかえり「女の子ですか?」助産師さんも「あ。そうです。」結構冷静です。夫は居場所分からず。

そこからは流れるように

<会陰の縫合>
切る想定だったみたいですが、麻酔して切るよ、ってときに産まれちゃいました。麻酔間に合ってよかった。ちなみに裂けたからって痛くはなかったです。主治医の先生の縫合もおそらくすごく上手い人だったのか、1ヶ月で完治。産後入院中に皮膚が引っ張られるような違和感がある感じですかね?全然違うけど、アイプチがうまくいかなくてまぶたが突っ張る感じ。人によっては座るのも辛いらしいですが、私は1日中お尻にテニスボールを敷いていたのでそっちの方が辛かった笑
<胎盤>
出すためにお腹に乗る病院もあるらしい!?痛いという人もいるけど私の場合はスルッと出たタイプらしいです。平均より100gくらい重かった(大きかった)
<点滴>
分娩室で点滴打ちながらうとうとしながら取り上げてくれた助産師さんとお話。歳を聞こうか、失礼か?のぐるぐるで結局聞けず。助産師さんってスッピン(風)、黒髪、お団子ヘアで年齢不詳。CAさんに近い感じ。年齢不詳。

●16:00
病室に戻る。自力で戻れず、ここでも車椅子。歩けない理由は寝不足と貧血。人より胎盤が大きかったために出血も多かったらしい。(1600mlだって。すごいよね。)叫びすぎて喉がやられてることにハッとする。気づいたら朝から何も食べてない。あれ、無理やりにでも食べるよう促されると事前のYOUTUBE情報では想定してたのに。病院によるみたいです。「食べなさい」とか「寝なさい」みたいな助産師さん1人もこなかった笑
●17:20
貧血でトイレに行くときに倒れる。貧血なのはわかっていたので助産師さんがトイレの半透明の引き戸まで一緒にいてくれたからよかった。5分ほど意識がなかったらしい。気づいたら助産師さんに寄っかかっていた。びっくり。人ってこんな感じで意識失うんだな、、、この日は娘と同室は敵わず、見に行くことも出来ず。助産師さんに携帯を渡して撮ってきてもらう。
●22:30
就寝

■陣痛の流し方

上位3つ。むしろこれしかない。

1位:呼吸法
吸って、吐く。力まないで痛みを逃す。これが一番。立ち向かおうとするとやられる。吸うことより吐くことを意識するといいみたいですよ。
私は陣痛と陣痛の間を何回呼吸すればいいのか数えてました。メモによると12回くらいだったらしいです笑。

2位:テニスボール
お尻の穴を塞ぐように踏んでなんとかする。これが無くては夜を1人で明かせなかった。助産師さんによっては押してくれる人もいるらしい。え、いやとか思うかもしれませんが、出産の入院中はそれどころじゃ無くなります笑

3位:授乳枕
これ自体が痛みを逃すわけで無く、数分でも寝るために、食事のテーブルの上に置いて突っ伏したり、背中の後ろに挟んで休んだりしてました。空気で膨らますものの方が軽くて片手で動かせるから便利でした。

■陣痛の痛み

当時の私のメモ。
「背中と仙骨が内側から押されるイメージ」

お腹を下す時の痛みとも違って、生理痛とも違う。でも刺すような痛みという感じではない。部位としてはお腹というよりも肛門の方が近いかも。肛門というよりTHE子宮口って感じなんですけど。でももう忘れちゃったな、、、

痛みはそれぞれだし、説明は難しいですが心持ちとして、痛くなった方がお産に近づくということだけ考えてました。そしたら痛くなった方が嬉しいというか、痛みが遠のくと悲しいというか笑

あと陣痛ってもっと苦しいものだと思ってたんですよね。いや、痛いですけど。でも終わりはあるし、その終わりはきっと幸せいっぱいだろうしと思うと耐えられる感じがしました。あーはよ生まれてこい!ってなるんですよ。

後日院内の教室で他のママさんと少しお話しした時も「昨日産みました」ってスタスタ歩くママもいれば「3日前に産みました」とお尻をさする私もいるし。本当に人それぞれ。

でも次は無痛分娩を考えたいなと思います笑

出産については以上です!次は退院までをさらっと書きたいと思います。

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