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花に倣え

ずっと花を被写体にすることを
避けていました。

花はキレイに写って当たり前。
最初からキレイなものを撮ったって・・・。
いや、私はそんな花を
キレイに撮ってあげられる器量がない。
誰にでも愛される美しい花。
そんな花を撮れば、
わたしの写真も愛されるのかしら。
でも、キレイだな、と思っても
そこに愛はなかった。
花を愛おしいとは思わなかったの。
花の写真より街角の壊れたナニカ、に
心くすぐられていたから・・。

花好きな姑が亡くなって、仏壇に花を活けるようになり、
少しずつ花への見方が変わってきた気がします。

主張しない美しさ。
そんな花に倣ってみよう、と
撮りためた12枚です。

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