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お手紙を【再掲】

ぼくはたまに
実家に帰るよ
下田に行くときママが
お友達のお母さんや先生に
「明日から実家に帰るんです」って
言ってるもん。

実家には
ママのママがいて、それはぼくのばぁば。
ママのパパはぼくのじぃじ。
そして
ママのばぁばもいて、それは
ぼくのおばあちゃん。

なんだかややこしいけど、
ぼくはみんなのこと大好き。

だけど、おばあちゃんが
遠いお空へ行ってしまったの。
弟は泣いていたよ。

ぼくはおばあちゃんに
お手紙を書いたんだ。
ぼくと弟は学校があって
お葬式には行かれない。
だからママにお願いした。

ぼく
1人でお手紙書いたんだ。
ママにもパパにも手伝ってもらわなかったよ。
おばあちゃんだけにあてた
お手紙。
お空の上でゆっくり読んでね。

姑が亡くなったとき、
孫1号(次女の子)は小学3年生でした。

学校があるので葬儀に参列することがかなわず、
手紙を次女に託したのでした。

花や姑の好きだった歌の本や洋服と一緒に
棺に入れられた手紙。
その内容は私たち大人には知るすべもない。

「なんて書いたんだろうねぇ」って
気になる気になる気になる木~。
でもこれは聞かないでおこうって決めました。

親や周りの大人って
子供のことを何でも知っておきたいと
ついつい思ってしまう。
「何て書いたの~~?教えてよ~~」って
ふざけて聞いてしまいがち。

でも、もしかするとこんなことから
「大人は子供の内面や行動に必要以上にタッチすべきではなくなる」のかもしれない。

あの時の孫1号の気持ちになって
書いてみた今日のnote。

もうすぐ姑の命日です。

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