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[組織系ブログ Ver.6] 今、目の前で起こってるネガティブな事象は自分が生み出しているとしたら

「今、目の前で起こっていることがネガティブな事象であった場合、それを起こしているのは自分だとしたら、どう思われますか?」


昨日、こんなブログを書きました。

思いのほか反響をいただき、個人的にも最近いろいろ考えることが多かったので、続編では無いのですが、最近ある方に教えていただいたことを書きたいと思います。

昨日のテーマは「不満」でしたが、不満は、自分を正当化させるための道具、と言う表現をしました。つまり、相手が自分の思った通りに動いてくれないことから、それが不満として蓄積されます。

ただ、目の前で起こっていることを「不満」として自己解釈した場合、その不満は「目の前にいる人(相手)」が発生させていた場合、相手に対してネガティブな感情が生まれると思います。そして自己責任で捉えるのではなく、自分を正当化させると思います。

ただ、こう考えてみると新たな自分の感情が生まれるかもしれません。それは、

「この目の前にいる人が起こしていること(自分にとっての不満)は、自分の過去の言動が生み出しているかもしれない」

社会において、初対面で印象が非常に悪い人はそこまで多くないのではないかと思います。もちろん初対面で悪い印象を持つ方もいますが、平成の時代と比較すると、社会全体がマイルドになっているかと思いますし、最初は皆良い印象を持たれると思います。

ただ、共に過ごす時間が増えていくと何かしら負の感情が生まれていくこともあります。その負の感情がなぜ生まれるかというと、4つの情報がパラレルに自分に舞い込み形成されていきます。

1次情報
⇒自分が相手から直接得た情報

2次情報
⇒第三者から得た相手の情報

3次情報
⇒情報元がわからない不確かな相手の情報

4次情報
⇒相手の過去の言動から推測して生み出した 相手の空想の情報

4次情報は山根が独自に作った言葉です。
人間関係はこの4つの情報によって成り立っています。

※4次情報についてはすごく深いのでまた別のブログで書きます。

話を戻します。

「今、目の前で起こっていることがネガティブな事象であった場合、それを起こしているのは自分だとしたら、どう思われますか?」

これは1次情報が起因しています。ただ、1次情報は2つに分かれます。

相手が認識「している」1次情報
⇒相手が自分に対して言ったことを認識「している」情報

相手が認識「していない」1次情報
⇒相手が自分に対して言った事実はあるが、相手が認識「していない」、つまり相手が「覚えていない」情報。

後者の話に寄せます。皆さんこんなことありませんか?

「なんで妻/旦那 (彼女/彼氏) が今日怒っているか、わからないんだよね…」

「いや、自分は言った覚えはないんだけど、●●さんは▲▲について根に持っているんだよね…」

この事象がなぜ生まれるかというと、自分が言った「覚えがない」からです。ただ言っているという事実があります。つまり自分が無意識的に起こしている「言動」を相手は覚えており、または感じ取っているのです。

ここでいう「言動」という言葉が深いと思っています。簡単に説明すると、

言動の「言」について
⇒「言った」こと。声に出して発しているのでこれは紛れもない情報になります。

言動の「動」について
⇒「表情」「雰囲気」「歩き方」「タイピングを叩く音」などを含めた、アクション全般のこと。これは今のみならず過去のアクションも含まれる。

「言」はわかりやすいですが、「動」については無意識的に相手は感じ取っている可能性が高いです。

僕は会社の代表です。
当たり前ですが、社員は僕を少なからず意識して仕事をしているかと思います。

「あ、山根さん機嫌悪そうだな」
「山根さん、今日スケジュールたくさん入っているから、声かけるのやめようかな」
「過去に山根さん、●●の行動を嫌がっていた様子だから、●●はやらないほうが良いよ」

このような会話は少なからず社内であると思っています。
ただ上記の3つの会話は僕の「動」に関連した内容です。僕は「言」つまり声を発しているわけではありません。僕からしたら、

「いやいや、そんなことないよ」

と正直思います。

ただ、こう考えると少し違った景色で組織を見ることができます。

「今、目の前で起こっていることがネガティブな事象であった場合、それを起こしているのは自分の "無意識的な自分の「言」" と "自分の「動」" だとしたら、どう思われますか?」

んん。

僕は少なからず会社に対して影響力があるポジションにいます。そのため、僕の "無意識的な自分の「言」" と "自分の「動」"  はメンバーは僕以上に敏感に察知します。それらの言動が今のメンバーのアクションを形成させてしまっていたら?と考えると、さまざまな合点が効きます。

これを僕が強烈に気づいているだけではなく、組織全体に感じてもらう必要があると感じています。どうすれば感じてもらえるのか?どうすれば相手とのコミュニケーションにおいて、1つ2つ3つくらい冷静になって対応ができるのか。どうすれば不確かな2次情報、3次情報、そして空想である4次情報がなくなるのか。これは僕の今のテーマです。

会社はミッション/ビジョンが最も大事だと思っています。そしてミッション/ビジョンを達成するためのバリュー/カルチャーも重要です。カルチャーマッチをした人材を採用したいという気持ち、そして現メンバーにはカルチャーを体現してほしい、という気持ちが非常に強い中で、

本ブログに書いた内容は、カルチャーを体現する「前」に人間としての「あたたかさ」「深み」だと個人的に思っています。

38歳でこれを気付けて幸せだと思っています。そしてこの学びをいただいた江上さん(組織変革コンサルティングの方)には感謝しかありません。今 当社が少し足踏みをしているからこそ、この学びを得ようという気持ちになりました。

当社ポテンシャライトはベンチャー企業です。世に存在するHR企業の中でも大変な仕事をしている部類に入ると個人的には思っています。ハードに仕事をしていく一方で、人間としての「あたたかさ」「深み」を共存されるフェーズに入ってきていると同時に、

会社を上のレベルに押し上げるために頑張っていきたいと思っています。


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