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ポテンシャライト流!候補者ペルソナ作成ガイドを公開いたします

みなさん「ペルソナ」という言葉を聞いたことがあるかと思います。採用活動をするにあたり、ペルソナを設計することは非常に大事です。ここ最近感じることが多くなってきました。ペルソナ設計をして採用活動をすることは、事業活動を行う上であらゆることに繋がります。とにかく大事です。

本ブログでは「候補者ペルソナの作成手法」

について記載したいと思っています。では、ご覧ください!


0. 候補者ペルソナとは?

候補者ペルソナとは:
理想的な候補者を架空に表現したものです。採用したい人物像のプロフィールを可視化することを指します。

「ペルソナ」という言葉は本来マーケティング界隈で使われることが多いです。マーケティング手順として、商品/サービスの対象となる「ユーザー」を明確にして、施策実行に移ります。この手法を採用活動にも適用しようとする試みが「候補者ペルソナ」だとご理解ください。

 0-1. ペルソナ設計は「何」に役立つのか?

ペルソナ設計をすると、あらゆるものに良い効果をもたらします。

◆ペルソナ設計が生む良い効果
 - 採用精度の向上
 - 選考見極め項目の特定
 - 惹きつけの精度向上
 - バリュー浸透の精度向上
 - マネージメント手法の精度向上
 - エンゲージメント改善の精度向上
 - リファラル採用の浸透率向上
 - 離職者防止策の精度向上
 - 人事精度/評価精度の向上
 - 賞賛レベルの向上
 - 納会の内容構築精度の向上

なぜここまで良い効果を発揮するのか。
それは「ペルソナが統一できると同じ“価値観”のメンバーが集まってくるから」です。皆さんはありませんか?価値観の違いが理由になって彼氏/彼女と別れたご経験。「価値観が異なるから仕方ないよね」と割り切っていたかと思うのですが、会社と従業員の価値観の違いは「退職」に繋がります。そして、価値観が異なるとマネージメントもしにくいですし、エンゲージメントも向上させにくいです。そして人事精度も構築しにくいのです。

「ここ最近退職者が増えてしまっていて…」

というご相談をいただいた際に、「給与」「業務時間」などにスポットが当たることが多いのですが、本質的に元を辿ると「ペルソナがハッキリしていなかった」ということも多くあります。

 0-2. ペルソナはどう分類できるのか?

マーケティングのペルソナ設計、そして採用におけるペルソナ設計は色々とやり方があるようなのですが、ポテンシャライトでは下記のように分類しています。

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 - 基本情報
 - 仕事内容
 - 転職活動の軸
 - 思考性
 - 価値観
 - 人間力
 - 業務スキル
 - 目標/ゴール

上記8項目で定義しています。項目ごとの詳細を下記にて説明をしていきますね。


1. 候補ペルソナ作成方法

候補者ペルソナを作成するには、在籍している従業員や会社の幹部、退職者、そして対象となる候補者とのコミュニケーションを通じて収集されたすべての情報を収集します。また、それらの対象者からの情報収集はサーベイ、クイズ、インタビューなどあらゆる手法を用います。

また、前述した通りペルソナを細かく分類した上で、解説していきたいと思っています。

 1-1. 基本情報

基本情報は文字通り、ペルソナ設計をするにあたっての「基本的な人材情報」とご認識ください。これは簡単です。

年齢
性別
出身業界
出身企業規模
在住
未婚/既婚
お子様の有無

ポテンシャライトの候補者ペルソナとしては以下の通りです ↓

◆ポテンシャライト のペルソナ
年齢    :20代前半〜30代中盤
性別    :男女問わず
出身業界  :人材業界もしくは人事出身
出身企業規模:10〜100名程度
在住    :関東
未婚/既婚   :どちらでも可
お子様   :どちらでも可

 1-2. 仕事内容

過去にどのような仕事内容をされてきたのか、を指します。仕事内容についてはなるべく具体的に設計をしたほうが良いかと思います。具体的に、というのは5W1Hを意識しましょう。

Who  :誰に対して
What :何を(商材/サービスなど)
How  :どのように
Whewe:どこで(オフィス/会社/顧客先/電話/チャット上)
When :いつ(どの程度のスパンで/タイミングで)
Why   :どのような思想で/目的で

このあたりまで設計できると良いですね。下記がポテンシャライトの候補者ペルソナです ↓

◆ポテンシャライト のペルソナ
Who  :採用企業に対して
What :人材紹介サービス/採用メディアサービス
How  :新規営業/既存営業
Whewe:対面/メール/チャットなど全てを絡めて
When :毎月目標を追っている方がベスト
Why   :これまで数値をとにかく追ってきており、ただその数値文化も疲れてきている

 1-3. 転職活動の軸

これは転職理由とイコールであることが多いですね。転職活動をするにあたって外せない「軸」があるかと思います。転職活動の軸は下記画像の「4P」に分類できます。詳細は割愛させていただきます。

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ポテンシャライトの候補者が最も重要視していただきたい転職活動の軸としては以下の通りです ↓

◆ポテンシャライトの優先順位順
 - 1位:philosophy 理念/ビジョン採用を最も重視しています。
 - 2位:profession  職務内容の幅広さ/裁量を重視
 - 2位:person   人というよりも社風/文化 ※同率2位
 - 4位:privilege  働き方、福利厚生を重視される方は当社ではないかと

 1-4. 思考性

仕事をする上で何を重要視するのか、志向/思考についてのペルソナ設計も重要かと思います。思考性のペルソナの代表例がこちらです。

安定性重視型
成長&キャリアアップ重視型
ワークライフバランス重視型
仕事のやりがい重視型
雰囲気&人間関係重視型
給与重視型

思考性については上記6分類が絶対というわけではないので、これ以外にも御社の中で文言を作っていただいても良いかと思います。
ポテンシャライトの候補者に、最も重要視していただきたい転職活動の軸としては下記です ↓

◆ポテンシャライトの優先順位順
 - 1位:成長&キャリアアップ重視型
 - 2位:仕事のやりがい重視型
 - 3位:雰囲気&人間関係重視型
 - 4位:給与重視型
 - 5位:ワークライフバランス重視型
 - 6位:安定性重視型 ※同率5位

ちなみに、独自の文言化としては以下の通りです ↓

 ◆ポテンシャライトの求める思考性
  - 仕事が好き
  - 若い頃に力を身につけたい
  - ゼロからイチを創り上げていきたい
  - 人には負けたくないが、人を蹴落としてまでではない
  - 新しい価値を世の中に提供をしていくことに喜びを感じるタイプ
  - 何か依頼がきたらチャンスだと思っている。
  - 大きな仕事には手を挙げてチャンスを得たい。
  - 公私区別<公私混同
  - 給与<やりがい

 1-5. 価値観

価値観は本当に人それぞれですが、できればここまでペルソナ設定できてると良いですね。と、その前に。今回のペルソナ設計である 1-5. 価値観、1-6. 人間力、1-7. 業務スキル については「選考見極め」の3要素になります。

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面接見極めをするにあたり。上記3要素が必要であるとポテンシャライトは思っています。この3要素をペルソナ設計において定義しておいたほうが良いと思っています。「価値観」は下記のように分類できます。

外向-内省
感性-論理
規律-適応
自我-共感
着実-挑戦
達成-貢献

ポテンシャライトの候補者ペルソナはこちらです ↓

   1  2  3  4  5 
外向    ●           内省
感性        ●          論理
規律          ●     適応
自我        ●       共感
着実             ●  挑戦
達成   ●            貢献

 1-6. 人間力

 人間力について詳細は割愛しますが、御社が求める人物像の設計をしましょう。内容が長くなってしまうので端的に表現をすると、

コミュニケーション力
論理的思考力
直感的思考力
継続力
想い
その他

このあたりになります。

 1-7. 業務スキル

業務スキルは職種によって様々かと思います。営業職/エンジニア職/デザイナー職など、求めるスキルを可視化しましょう。

 1-8. 目標/ゴール

採用したい人材の「キャリアとしての目標/ゴール」をぼんやりでも良いので定義しておくと、ペルソナはさらに明瞭になってきます。ここまでやらなくても良いかもしれませんが、設定してみましょう。

 1-9. その他

これ以外にも、設定しておくとペルソナが明確になる項目があります。

◆その他
実績     :どの程度の実績か
転職活動手法 :何経由での転職活動手法がメインか
SNS     :どのSNSに生息しているか
影響を受ける人:どのような方に影響を受けやすいか
土日の過ごし方:プライベートの様子はどうか

 1-10. まとめ

まとめると下記のように整理できます(社内資料なので小さくてすみません)。

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2. 是非取り組みたいEVPの設計

ペルソナ設計が完了すると、「そのペルソナに対してどのような”価値”を提供できるのか?」という議論に発展することが多いです。その際に忘れてはならないのは、「EVP」です。

EVPの説明をここですると長くなってしまうので簡単に。EVPは「従業員価値提案」の略語で、採用企業が従業員に対して何を価値として提供できるのかをまとめたものです。EVPの分類は画像をご参照ください。

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EVPの設計の仕方はこちらより。


最後に

いかがでしたでしょうか?
ペルソナ設計は採用活動を進めるにあたりかなり重要です。いや、採用活動以前に「事業活動」を行っていくにあたってかなり重要と言えるでしょう。理由は前述した「0-1」に記載しましたが、人の問題の本質を辿ると「採用」に問題があったことに行き着くことが多いからです。

採用時のミスマッチは事業活動をする上で様々な障壁となります。エンゲージメントを上げたい、離職率を下げたい、などご要望がある場合はペルソナ設計から見直していただいたほうが良いかなと。

ポテンシャライトではペルソナ設計に加え、様々な人事/採用支援をしております。
ご興味いただけた方はお気軽にご連絡をいただければ幸いです。採用状況を鑑み、無料でカウンセリング商談も実施しておりますので、よろしくお願い致します。

ポテンシャライトは、2020/6/22〜2020/10/12まで「ポテンシャライトマガジン」という発信を続けています。購読希望の方は下記にてご登録ください。 ↓

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