見出し画像

コンポスト、ああコンポスト、コンポスト(後編)

さて、この土をどうしよう

2回目のコンポストに突入した、2020年秋。
1回目でできた土が熟成して、土っぽくなってきました。
いつの間にかコバエたちもいなくなっていました。きっとみんな外の世界に旅立っていったのでしょう。
さて残されたのは、バッグいっぱいにできあがった土です。
三重県の実家に持って帰って、畑の土に混ぜてもらおうとも思いましたが、コロナ禍でそれもかなわず。
そこで目をつけたのが、わが家に残された猫の額ほどの「庭」です。

その場所はエアコン室外機の手前にある、1×1メートルほどのスペース。
それまでは多肉植物や赤羽のスナックでもらってきた蘭を、好き放題に育てていました。
それらをいったん引っこ抜いて、コンポストの土を投入。
もとあった土とまぜてから、植え直しました。

画像1

カオスと化していく「庭」

そして数日たったある日。
「庭」から新しい命が芽生えました。
野菜くずの中にあった種から発芽したものと思われますが、なんの野菜なのかはわかりません。調べてみると、これはコンポストあるあるなのだそうです。
栄養がよいのか、ぐいぐい育っていくナゾの野菜でしたが、冬はすぐそこ。
寒くなるにつれて、へにゃへにゃと枯れていったのであります。
植え直した多肉たちもなんだか元気がありません。

そうこうしているうちに、2回目のコンポストバッグも満タンになりつつありました。
次の土はいったいどうすればよいのか。
LFCコンポストでは「堆肥回収キャンペーン」というのをやっていますが、土の仕上がりに自信がイマイチなく、また参加費や送料がかかることも気になっておりました。
そこで思いついたのが、「庭」を拡張するということでした。

画像2

誰かあの子に伝えてくれよ

庭を拡張するには、除草シートや砂利を取り除かなければなりません。
どうしようかなと思案していたところ、ある冬の寒い日、旦那さんがせっせと土嚢袋に土やら砂利やら石やらを詰めこんでくれました。
しかし、その見てくれの悪いこと!(写真がなくてすみません)
お正月までには、見てくれだけでもなんとかしたい。次の土はもうできてしまう。焦りがつのります。
そして、とうとう庭土などを回収する業者に電話してしまうのでした。

電話に出た方には「見てもらうだけ、見積もりだけお願いします」と伝えたのですが、いざ家に来られるとダメですね。「来たんだから作業させてもらう」という熱意に押し切られてしまいました。
土嚢袋8袋分、搬出作業費、運搬費ふくめて
----
23,100円
----
なんということでしょう。
しかも、ゴミを減らすためにはじめたコンポストなのに、土嚢袋8袋分もゴミを増やしてしまうなんて! 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?