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東大卒が語るドラゴン桜を観て思うこと5〜第7話感想

ネタバレ注意です。

育児に追われて1日遅れましたが、第7話の感想を書いていきます。

第7話は東大模試を中心にした話でした。英語教師としてゆりあんが出てきたのは笑えましたが、個人的には渡辺直美の方が漫画に忠実な気がします。(キャスティングが難しいと思いますが)

今回は下記3点について書きます。

①日本人の英語に対する苦手意識

②自身の境遇を幸運と思えるか

③E判定


それではいきましょう。


①日本人の英語に対する苦手意識

ゆりあん演じる英語教師にシャドーイングを教わります。ボソボソ適当に喋れば良いと言われますが、納得できない面々。

桜木先生は日本人の英語に対する完璧主義が問題だと言いますが、これは日本人皆感じていることでしょう。

個人的には日本の英語教育の殆どが減点方式であるため、無意識のうちに間違えることを恐れてしまうのだと思います。私も典型的な受験英語しか学んでこなかったため、読み書きはそれなりにできますが、スピーキングはかなり苦手意識があります。

では仕事の場ではどうなのかというと、海外とのメールやチャットはしょっちゅうありますが、文法やスペルの細かい間違いはよくあります。特に日本のように英語が母語でない人とのやりとりでは三単現のsが抜けたり、スペルミスが目につきます。もしかしたら日本の英語教育を受けたからこそこういった間違いに反応してしまうのかもしれません。

英語を実際に使う場面においては、多少の誤りは気にせずどんどんアウトプットすることが重要なで、学校の英語教育もそういった方向になればいいなと思います。


②自身の境遇を幸運と思えるか

模試の自信が無くて不安がる早瀬に対して、桜木がお前は運がいいんだと言います。ここで言う運というのは人生を通じて運がいいという意味だと思います。

確かに瀬戸などと比べると家庭環境は遥かに恵まれていそうです。ただ、家庭環境はそれが当然のものとして暮らすため、他人と比較して恵まれているかどうかはなかなか気がつかないものです。

東大生の世帯年収がかなり高いというのは有名な話ですが、彼らはそれが当然なものと思っています。上野千鶴子さんがある年の入学式で述べておりましたが、東大生は基本的に恵まれた境遇に置かれています。それを認識して、恵まれない人のために使うべきだと上野さんは述べております。とても考えさせられる祝辞ですので、ぜひ読んでみて下さい。


③E判定

瀬戸、早瀬、岩崎、天野の4人は東大模試でE判定で凹みます。私は浪人したのですが、現役の時の模試は殆どE判定でした。正直凹む気持ちは凄く分かります。現役生はここから爆発的に伸びるので今後の4人に期待しましょう!


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