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東大卒が語るドラゴン桜を観て思うこと6〜第8話感想

ネタバレ注意です


今回は久々の楓回でしたね。気づけばもう第8話で終わりが近づいてきています。

今回も3点について書きたいと思います。


①科類選択

②早慶について

③親の期待


いつもよりさらに主観的な内容になるかと思いますが、読んで頂けると嬉しいです。

それではいきましょう。


①科類選択

理系メンバーは理科二類、文系メンバーは文科三類を受けるとのこと。前作では定員が多いから理科一類を目指していましたが、状況が変わったのでしょう。

ただ、文系について言うとすれば、法学部人気が低迷しているので法学部を目指している場合でも文一を無理して受ける必要は無いのかなと思います。また、文二で論理的思考力が必要というのは意味不明です。入試は同じ問題ですので。単純に合格点数が低い文三狙いというのは理解できますが、文三から行きたい学部に行くには一二年生で相当良い成績を取る必要があるので、注意が必要です。


②早慶について

坊主2人が早慶ならいけるっしょと言うと、桜木はそんなに甘くないと言います。

早慶は学生数も多く、内部進学もいれば東大合格に0.1点足らずに落ちた人もいますし、プロ野球選手になる人もいます。東大よりも遥かに多様性があると言えます。

そんな早慶の入試ですが、科目は東大より少ないものの出題傾向はまるで異なり、英語や地歴はより細かい知識が求められます。私も慶應経済と早稲田政経をうけましたが、政経は落ちてしまいました。

印象的だったのは慶應経済です。英語、数学or地歴、小論文の3科目で、自分は数学を選択したのですが、センター試験レベルだったので満点が取れてしまいました。東大数学を解いていれば簡単なレベルです。

確か早稲田でも今後数学を必須にするという記事が出ていましたが、私も細かい地歴の単語を覚えるよりも数学ができる方がその後の人生で役に立つ可能性が高いと思います。


③親の期待

楓が東大受験のことを親に言えず、社会人チームの練習に参加することになります。当然勉強時間が削られ、模試の結果もイマイチでした。ハードな練習と受験勉強で疲労が溜まり、とうとう倒れてしまいます。

最終的に楓は東大に行きたいし、オリンピックも諦めないという想いを両親に伝えました。桜木も言っていた親子の縁を切る覚悟でという言葉が印象的でしたね。

高校生の文理選択や進学するか否かの判断は人生の岐路です。人生経験もそれほどない高校生に判断させるのは酷な話ですし、親の口出しは大きな影響を与えるでしょう。

ただ、自分の人生である以上、自分の想いを第一に考えるべきですし、親としてもどうなってほしいかという理想はあるにせよ、子どもの意思を尊重すべきだと思います。

これは自分への戒めでもあります。息子が高校生になってから自分の予想と異なる進路選択を希望した時、きちんと息子の意思を尊重できる親になりたいです。




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