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デザイナーがマーケターと働いて学んだマーケ用語

自分の備忘録と事業会社で働き始めたけど横文字が飛び交う会議で困っている人の助けになれば嬉しいです。

この記事で説明すること

サービス開発で使われるマーケ用語の説明
・CV
・CVR
・CTR
・CPC
・CPM
・CPA
・CPO
・imp
・リーチ
・ROAS

事業会社でデザイナーをやると自ずと他チーム(BizDev、マーケなど)と一緒に施策を進めていくことになり、彼らが話す言語を理解することでより業務ないしはデザインがしやすくなると思います。

特に広告まわりは英語での略称も多く、聞いただけでは意味が推測しにくい言葉もあるかなと思っていて(特に僕がそう)、簡単ですがよく会話に出てくる用語をまとめました。

CV(Conversion)

これは事業会社でなくても聞くというか聞かないことがないと思います。

何をコンバージョンと設定するかはサービスやその時々によりますが、基本的にユーザーの行動をさすことが多いです。


例:ECサイト→購入、コーポレートサイト→お問い合わせ等


なので、同じコンバージョンという言葉でも意味するものが違ってくるのが注意点ですね。もし初めて参加する会議でCVの定義がわからない場合は聞いた方が良いです。

CVR(Conversion Rate)

コンバージョンした割合のこと。
1000人訪れて、10人が購入するECサイトの場合は 10 / 1000 * 100 = 1%となります。
上記にある通りCVはその時々によって定義が異なると記載しましたが、コンバージョンレートの分母である1000人も定義がことなる時があります。(サイトを訪れた人数なのか、特定の流入経路からきた人数なのか、新規ユーザー・リピートユーザー等)

CTR(Click Through Rate)

クリック率と言うとわかりやすいですね。
こちらも特定の母集団に対して、クリックをした割合になるので、10クリック / 100人 * 100 = 10%がCTRになります。
お気付きの通り、こちらも母集団の定義は異なることがあります。

CPC(Cost Per Click)

1クリックあたりにかかった費用のこと。
広告費を10万円使って、100クリック発生 = CPC 1,000円
業界・商材・集客チャネルによってここの値は変わってきますので、他のものと比べても意味ないことがあります。

CPM(Cost Per Mille)

広告が1,000回表示されるのにかかるコストのことです。
広告でしかこの単語を聞いたことがないので、SNSやディスプレイなど広告運用に関わらない人は知らなくても良いかと思います。

CPA(Cost Per Action / Cost Per Acquisition)

顧客獲得単価のこと。
獲得 = アクションを何に設定するかで変わってきますが、CVと同じにしたとすると1つのコンバージョンするのにかかったコストです。
10万円広告費使って、1件購入が発生 = CPA 100,000円

ここのコストは広告運用する際に件数と同じで最重要視しています。CPAが安いとそれだけ費用対効果が良い流入チャネルと判断することができます。(本当はそのあとのリピート率とか色々な指標でチャネルを評価しますが)

数を取ろうと、CPAが良かったチャネルに広告費を投下すると同じCPAでどんどんCVが発生することはなくCPAは悪化していきます。

CPO(Cost Per Order)

これは設定、計測しているところは少数派?なのかなと思いますが、1つの成約に対してかかったコストです。
100万円の広告費使って、10件の面談申し込みがあって、そのうち1件成約 = CPO 100万円
このとき
・CPAは100万円 / 10件 = 10万円
・CPOは100万円 / 1件 = 100万円
になります。

imp(インプレッション)

広告表示回数のことです。何を持って表示とするかは広告媒体によりけりです。

リーチ

impと似ていて最初は混同して結構ややこしいのですが、広告が到達したユーザー数です。(impは表示回数です)

ROAS(Return On Advertising Spend)

広告費用の回収率です。投資した広告費が〇〇倍になって返ってきているかがわかる指標です。

ROAS=売上÷コスト×100(%)

例:売り上げ100万円で広告費が40万円だった場合は、ROAS250%です。

以上、広告運用周りで使われる用語の解説をしました。マーケの担当者がいる場合はその方が噛み砕いて説明してくれることがあると思いますが、知っているとコミュニケーションコストが少なく、他に時間を使うことができるので学んでおいて損はないでしょう。

特に広告に影響がある施策を行った場合は上記のような指標で施策を評価することになると思います。

まずは、
・全体の各数値を出す
・セグメントで切ってみる
・数値に違いがあると思うので、そこから仮説立てて施策を打っていく
・施策の振り返り
みたいな流れで回していくと良い流れができるのかなと。

事業会社で働くデザイナーの方の少しでもためになれたら幸いです。

サポートしてくれたら、そのお金でじゃがいもを買いたいと思います。