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自分への投資

自分への投資が非常に苦手です。特にお金の面において。

間接的にでも人のためってのが入ってたら使えるお金も、完全に自分のためとなると使えない。例えば服を買うのは、デートの1週間前に当日の気温とか荷物の量とかプランとか見て決めたり。髪を染めたり切ったりするのも、新しいバイト先に行く前だったり大事な記念撮影前だったりデート前だったり(これもかい)。なんなら交通費も削りたいので人と一緒じゃなけりゃ安さ重視のルートを選ぶし、数駅分歩くことも厭わないです。

だから、未だにボロボロのスマホケースを替えられないし、財布も300円のもののまま、一年以上たってしまいました。ビニル傘もやめたいのに、新しいのをなかなか買う機会が見つかりません。気合いを入れる日がしばらくなくなると、化粧品も買わないし、ネイルもしないし(元々簡素なのしかしませんが)、靴も新しいのを買えません。

「お金がない」という言い方をしますが、それは「(現在それに費やす)お金がない」という意味であり、私にはもったいないという感情とか、こんなの贅沢だという感情だとかによって避けてしまいます。

でも、そんな私が最近初めて(ひょっとしたらすごく久しぶりに)完全に自分のためにお金を使うことができました。
クリスマスに大阪のドイツクリスマスマーケットに行った時に、自分のためのクリスマスプレゼントを買いました。自分を甘やかしてご褒美を買うなんてことも今までなかったから、これも新しい一歩だなぁと。買ったのは、この投稿の最初にある写真のお皿2枚。職人さんがひとつずつ手作りで描いていらっしゃるので、同じ絵柄はないんだそう。
食器にはこだわりたい人なんだという、自分の新しい一面は、一人暮らしを始めてから気づきました。百均の食器はどこか料理を美味しく見えなくさせてしまうし、食べる時にも重みや触感なんかで色々変わってしまうんだなと気づきました。実家で料理を食卓に並べる時に、母が毎回「お皿にも絵柄の向きがあるんやから考えて並べてよ…」と言っていたのが、なんかやっとわかりました。

大学生になってから、いろんな面で自分を後回しにしていたように思います。誰かの「好き」に合わせるんじゃなくて、自分の「好き」を突き通せなくなったのは、嫌われる怖さがあったのかなと。
自分から人が離れていくのが怖くて、他人基準にしか投資できなくなっていたのかなと。
一人暮らしを始めて自分と向き合う時間が増え、わたしはどうしたい?と自分に問いかける時間が持てるようになったことで、少しずつ自分の軸が持てるようになってきた気がします。
2020年は「わたし」を大切にして、わたしに投資できる一年にしたいです。中身とセンスを磨こう。


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