【財務分析 Vol.18】 ミクシィの「売上トレンド」

すらまっぱぎ！うっちーです（@Life_is_UpToYou)
インドネシアからお送りいたします。

このブログでは、"当たりまえ"を破壊して
新しい"当たりまえ"を作った会社を、主なモデルとして取り上げています。
テーマは"Think Different"です。（Apple）

読んでいただいた方が少しでも、ビジネスモデルのおもしろさとか、
会社の基盤であり結果を表す数字を、楽しいものと思ってもらえたら嬉しいです。

財務諸表をみればその会社がわかる。
未来分析実践活用編
Vol.18『mixi』

理念：ユーザーサプライズファースト
ビジネスカテゴリー：情報・通信業

▶mixiのサービス

私の世代では中学時代「モバゲー」そして高校時代は圧倒的に「mixi」でした。みんなやっていたし、「いいね！」を貯めるとか流行ったし、うちの学校ではコメント何万件チャレンジ（数忘れました）みたいなものをやっていて、とても楽しかったし思い出の一つです。

そしてパタリとその姿を消し、気づけばトレンドはTwitterに変わっていました。若者の趣味嗜好の移り変わりは本当に激しく、特に理由なく新しい領域に行きたがるところがあったのかもしれません。（SNSとしての衰退には諸説あるので興味ある方は是非お調べください。）

そんなある時友人間で話題のゲームがあると大学時代よく耳にしていた。スマホゲームとかはあまりやらないタイプだったから、実際にはほとんどやってないが、その名前はよく覚えていた。そして夕食を食べながらテレビを見ていると、話題のゲームのCMがやっている。

当時『モンスト』の運営会社は『mixi』なことに驚きました。

あなたの身近に突如”当たり前”として現れる。

これもまた、サプライズファーストと言えるかもしれない。

▶mixiの財務分析

収益性　★★★★★
安全性　★★★★★
生産性　★★★
成長性　★★★

ミクシィの財務諸表はわかりやすいです！！今は売上の割合の90％ぐらいが「モンスト」と言われているため、売上トレンドがその流行りと廃りをそのまま表していると言っても過言ではありません。2019/3時点では、だいぶきてます。

とはいってもネットコンテンツ業界の特徴はは”原価がかからない”

そのため高収益ビジネスを実現できるんですね。

さらに高収益であるがために、稼ぎ出したお金ががっぽりそのまま手元に残していける。この循環によりあのＢＳの形を創り上げているんです。（流動資産に占める現預金は90％自己資本比率は93％）

となれば、気になるのはそのお金の使いどころとなるが、いまのところはＭ＆Ａなどに使っているが、大きな動きは見られない。

強い財務体質を活かして次なる成長カーブを起こすことができるかが、注目ですね。

～まとめ～

想いが観察力を研ぎ澄まし、それが新しい”当たり前”となる価値を生み出すことにつながっているのだろう。グループ内サービスの一つにある「minimo」というサービスも＜髪を切る⇒美容室を探す＞という当たりまえから＜髪を切る⇒美容師＞へとモノの見方を変えて、個人コミュニケーションへと価値転換をおこなった。

一発屋戦略はどこまで、あて続けることができるか。。。

過去の資料である財務諸表から結果を読み取り、その原因を考え、要因分析し将来の施策を考えると、その企業の動向をつかめるようになります。

一緒に財務の観点から物事を把握できるよう頑張りましょう！

参考

財務分析項目について下記サイトがすごく便利です！是非活用してみてください。

財務諸表ハック｜各種企業財務チャート、複数社比較も簡単にできるXBRL財務分析ツール
財務諸表ハックは、XBRLをベースに企業財務情報を財務分析チャート、帳票に展開するWebアプリです。
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