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パリオリンピックの年に、MIU404を見たよ

MIU404を完走した感想(キャラ)
ドラマ版➕シナリオブックのみ。
DC版も見たすぎて、円盤買おうか悩んでます。

本当に面白かった〜!
一晩明けて、4機捜の人たちだけまとめておく感想。
本当は桔梗隊長や、スパイダーの糸巻さん、ハムちゃんや久住も書きたかったけど、とりあえずまとめました。


陣馬耕平


この人いなかったら4機捜はどうなってたんですか?ってくらいムードメーカーで、この人が画面に映ってる時の安心感がすごかった。志摩ですら最初からこの人のことは信頼していたしね。

指名手配犯追いかけて、息子の顔合わせブッチするっていう話が特に印象に残ってますね。
この話、九重くんが「お父さんは凶悪犯を捕まえてます」「必ず来るから待ってて」ってフォローしてくれてたのも401の信頼感じて、最高でしたね。404の2人が無理やり陣馬さんを遅れてでもいいから行けって送り出してくれたのが本当に良かった。
多分、これまでの陣馬さんはこういう家族行事を仕事を優先するあまりに悪意なくドタキャンして、フォローしたいなと思いつつどうしていいかわからないからそのまま逃げてたんだと思うんですよ。
でも、今回は後輩でもある機捜たちに背中を押されてちゃんと向き合えたっていうのが本当に……良くって。
陣馬さんの人徳は物語中でずっと語られてきてるし、視聴者も「すごく頼りになる人だ〜」と思って見てはいたけど、仕事でそれだけ頼られるということは家庭を蔑ろにしてしまっているという面もあるじゃないですか。
だから家族からうっすらウゼエと思われてるし、息子の反抗期にもどうしようもできなかったし、妻に任せきりだという自覚があるからそれが負い目になってて……余計一緒にいるのが辛い。
今回の顔合わせすらブッチしてたら、決定的に亀裂が入ってた可能性もあるけれど……これまでなんだかんだ家族としてやってこれたのは、本当に陣馬さんのいう通り奥さんのおかげだと思うんですよね。
口ではあんな感じだし、今回はキレて車から叩き出しもしたけど、子供2人には「お父さんは悪い人と戦ってる」「皆を守るために一生懸命なんだ」ってめちゃくちゃ伝えてくれてたはずなんですよ。お母さんがそういうなら、そうかって。
だから、子供たちは昭和くさい親父を口では邪険にするけど、ちゃんと受け入れるし愛している。これは本当に嬉しかった描写でしたね〜
この子供を蔑ろにして、部下を可愛がっているのって凄く意地悪に書くとしたら「息子の俺とは向き合わなかったのに、おそらく同年代くらいの九重とは真摯に向き合っているんだな」っていう亀裂にもできるんですよ、多分。
九重からの信じてあげて!ってメッセージも、部下からすれば信頼できる上司だとしても家族からすると無理だが?そんな風に信頼出来るほど、部下であるお前は向き合ってもらえたんですね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜みたいな。
でも、そうはしなかった。
一緒にいる時間こそ少なくて、陣馬さんは負い目を感じてはいたけれど、家族はちゃんと愛情を受け取っていたよ、誇りに思っているよ。
こういうところが当たり前のように描写されたことで、陣馬さんの魅力がグンと上がったし、11話の入院している時も本当に「皆から愛されている」って説得力が増しました。脚本の方の「仕事に対して真摯な人間は、ちゃんと報われてほしい」っていう、根底に流れる価値観みたいなものも感じられたし。
理想の上司すぎる。ちょっとアルハラだけど。

九重世人


今となっては可愛いものだけど、一話でのこいつイケ好かねぇ〜〜〜〜〜〜〜!って演技、素晴らしかったですね。
その後、1話のうちに「ビルから湯切りをするおじさん」「車を大破させる先輩であり部下」「とんでもないバカ」を立て続けに描写することで、「ん?九重って比較的まともなんじゃない?他の3人の方がヤバくない?」と思わせておいてからの、事故を起こさずに済んで安堵する描写〜!!!
1話で404の2人の出会いと最初の仲良くなるきっかけ、MIUが大切にしていることは大きい事件の解決ではなく、人の幸せを守ることですよという明示、そして陣馬さんと九重くんも魅力的な人物であるときちんと触れるバランス感!
もう、濃密すぎて舌を巻きましたね。コイツ嫌な奴っぽいけどそんなに悪い奴じゃないんですよ〜とその話の間で答え合わせをしてくれることで視聴者へのストレスを減らす感じ。令和っぽい!

九重くんに関しては、3話くらいまで……というか、ナリくん再登場まで結構心配してました。
いい子だけど、度重なる出会いの中で、正しい道へ戻れなくなる展開があるんじゃないか?ってビビりまくってました。
ナリだけが罪から逃げて、菅田将暉に出会ってしまった時「あぁ〜!ナリくんだけが正しい道に戻れず、取りこぼしてしまったパチンコ玉になってしまった……」というこの先どうなるんだ?と、九重はこの日取り逃してしまったことでナリくんが戻れないところまで落ちてしまったらどうするんだ?という恐怖。
404の2人の話は1話解決で進むけど、ナリくん関連はストーリーの縦軸に関わるので……九重くんの不安定さは視聴中ずっと心配してましたね。
結果、九重くんは陣馬さんという出会いと、取り逃がしてしまったナリくんを今度こそ救うという使命と、「嫌になる程恵まれている」環境によって、闇落ちすることもなく、2世として腐ることもなく真っ直ぐ素敵な刑事さんに成長してくれたので本当に、本当に良かったねぇ!!!!!と後方親父面してます。
親父もそう言ってます。
親父の愛もさ〜凄くないですか?10話でキャリアに傷が付かないようにって無理やり機捜から外したことは賛否両論あるだろうけど、最初にそこに送り込んだのは慧眼でしかない。
「(偉い人の)2世というのはそれだけで胡麻をする者や目の敵にする者がいる」「自分の立っている場所を見失う」「流されない人になってほしい」っていうのは親のエゴだけど、愛に違いないし。結果、そこで陣馬さんや桔梗隊長、404という自分にバイアスをかけてこない仕事に真摯な人たちに囲まれて、こう……立派になって。
9話のタイトル不穏すぎて、ハムちゃんかナリくんが死ぬのでは?と恐れていたので、手が届いた瞬間本当に嬉しかった。
「間に合わせる人たちの物語」なんだな〜!っていうのがね、8話を経て……改めて明示されて。

親父の愛と陣馬さんからの愛、二つを受け取って本当にイヤになる程恵まれている九重くんが、これから陣馬さんたちや平和な世界のために頑張ってくれると思うと頼り甲斐があるしそう育ててくれた周りに感謝すわ……
博多うどん、食べようね。(めっちゃ九州訛りだけど、お父さんは当然東京勤めだし……就職?か大学入学するまでは祖父母の家で育ってたのかな。もしくはお母さんと2人で地元?前者だとすれば、そこからの愛も受けて育ってるんだ)

伊吹藍


404の狂犬、野生のバカ、問題児。
その前評判、なに!!!?!?!?!?!??!?!?!?????ってくらい太陽のような男。
どんな奴なんだ……→礼儀正しい挨拶、九重よりいい奴じゃん!→やっぱコイツやべーよ!(志摩のブンブンぶん殴り)
のスピード感がすごかった。
1話だけで、1話での暴走運転、拳銃取り出しエピソード、犯人への過剰な暴力、周囲からの悪評etc.を見せつけられているので、そら周りからは疎まれるだろうな〜と思いつつ、
「機捜って、いいな」「誰かが最悪の事態になる前に、止められるんだよ。超いい仕事じゃん」
というとんでもない光パワーのセリフで〆。
これだけでそら視聴者も、志摩も落ちますよね。コイツ、こんなんだけどめちゃくちゃいいやつでは……?って。

実際、伊吹の問題行動って劇中で周囲から語られる分と煽り運転、拳銃で脅したフリ(1話)、ハムちゃん誘拐されて暴力団を殴打し続けるシーン(9話)、志摩に見捨てられたと思って単独行動(11話)くらいのもの。
性根はどうしようもないヤンキーだしマウント取りたがるけど、「自分みたいな人間を正しい道に戻したい」「刑事のガマさんみたいに」というのが根底にあって、だから性善説で動く。
頭より先に身体が動いてしまうのと、情をコントロールできなかったのでトラブルメーカーではあったけど、そこをコントロールすれば本編の可愛い伊吹くんになるわけですよ。じゃあ、刑事になってから志摩に会うまで誰もそうしてくれなかったの?暴走してるし面倒臭いからこんな奴いらね〜ってフタをされていたの?涙が出ますよ。
しかし、1話のあのセリフがないと「こいついい奴じゃね?」となる前に普通の人間なら距離を取ると思うのである程度は仕方ないと思うけど、こういう扱いを平然と長年受けてきて、ガマさん以外信頼出来ないくせに全ての人間を信じて助けたいと思っていたチグハグさ。
不安定〜!!!そこが魅力的!!!!!!なんてキャラだから言えるけど、伊吹藍の前にガマさんと志摩が現れてくれて本当に良かった。物語での伊吹の安定さは志摩が上手に手綱を握っている面もあるし、「規則を守らないと刑事じゃない」って言葉が効いているんだろうなと思うので、獣を人にした功績は大きい。

伊吹といえば8話!!!!
なんですけど、あえて2話がすごくクリティカルで。
伊吹の勘がそういってるなら……と視聴者すら信じてしまう勘が大外れした回。
五感が鋭くて、勘が冴えているってキャラなのに、そんな2話で大外しして大丈夫!?と思いきや、「勘を感情で蓋してしまう」という弱点の明示だったというのが、8話を経て、こう……こう……
伊吹って「悪い奴を捕まえたい」より「悪いことが起こる前に止めたい」「信じたい」の人なんだなって、しみじみ後からわからされる回なので、本当に泣いてしまった。そりゃ、戻れるなら戻りたいよな……。

そんな太陽のような伊吹は、志摩という相棒を見つけて、ハムちゃんやゆたかという守りたい人たちを得て、そこからの愛を返してもらえるようになって……でだんだんと地に足がついてきたねってところに8話。
ガマさんを呼ぶ声が、34歳どころか高校生ですらない、小さな子供みたいに震える演技が凄まじかった。
伊吹が「自分みたいなクズでも正しい道へ戻れる」と信じられるきっかけになった人が、それを信じきれずに許せずに殺してしまったっていうのが本当に辛くて。あの伊吹の慟哭を志摩はイヤホンでずっと聴いていたんだろうと思うし、ガマさんへかける言葉のあまりの正しさにも泣いてしまった。
私は多分、前科2犯で自分の家族を殺した奴を許せないだろうなと思うので……。
あとガマさんが事件を起こした日は、志摩と伊吹が出会って
「機捜って、いいな」「誰かが最悪の事態になる前に、止められるんだよ。超いい仕事じゃん」
してた日らしいですね。人の心とかないんか?
本当に伊吹に出来ることは何もなかった……一番助けたかったはずの悲劇を止められなかった。

自分の根底を揺るがす事件だったのに、9話で無理に明るく振る舞ってるのも辛いし、漏れる「俺は許さない」も辛い。壊れかけじゃんか〜!!!!!もう志摩に縋るしかなくなってる。

8話→ハムちゃん誘拐→皆の力で間に合った!→容疑者殺害→久住の暗躍
という終盤の感情アップダウン激しすぎて本当に吐きそう。
志摩という正しさを信じることで刑事である自分のアイデンティティを保とうとしていたのに、すれ違いとはいえそこから見捨てられたと感じた時の伊吹の心の内を思うだけで辛い。
フラッと消えるな、死に際を見せないネコか?
自分さえ見失いそうな時でも、久住を理解しようとするところも泣けた。
全然クズじゃないし、誰かを信じようとする部分は揺らがないんだっていう。
話を聞いて許すか決めるっていうのは、許したいから納得できる理由をくださいという子供じみたワガママなので、当然一蹴されるけど、あれだけのことをしでかした相手に最初は対話から入ろうとするのすごいと思う。眩しいよ。

バッドトリップで伊吹が見た悪夢は「志摩が死んでしまい、正しい願いをきけずに人を殺して獣に成り下がる」というものだったけど、マジで伊吹が最後に縋れる正しさ=志摩なんだ〜って。
志摩は「自分が死んだら伊吹は犯人を殺すだろうし、そうなってもいい」と思っているのに、伊吹の中の偶像の志摩はそれを許さないっていうのが、エグくて。
そこからの現実世界へ戻って、志摩がいる!生きてる!!!ってなった時の安堵感凄かっただろうな。
単独行動したはずの自分の横に、志摩が来てくれてるんだもんね。
見捨てられてなかったし、生きてこれからも正しい道へ導いてくれるし、自分も獣にならずに済む。
そりゃ嬉しくって頭突きもするよ、ペアルックもするよな。無敵ですよこんなもん。
私は互いを自分なんかじゃ手が届かない光だと思い込みあっている2人が好きです。
一生一緒にいてくれや……

これは完全な余談で、サングラスをかけていることが多かったけど、
①五感が鋭敏なので、光刺激に弱い
②色眼鏡をかけて見られることが多いので、自分もそうしている。(無意識)
③単純にオシャレ
のどれなんだろうな〜!?ファッション大好きだから、単純に③の可能性も高いけれど、この強火の脚本家さんが無意味な設定つける???みたいに勘繰ってしまう。どこまでも深読みオタク。

そして伊吹が志摩に救われたシーンはどこだったんだろう?
おそらく、ベースが「人を全て信じる」ところからスタートしているので分かりにくいけれど、やっぱり「一緒に走ってくれたから」に尽きるんだろうか。
はぁ〜〜〜〜〜愛じゃん。
藍が虚数のIで、一未は1未満。
2人揃って初めて1になれるっていうの強火すぎる無法の名付けで笑っちゃった。
警察なので、ずっと2人では走れないしいつかは別のところへ行くかもしれないけれど、相棒であることは一生変わらないでいてほしいし、伊吹の太陽のような優しさを受け取って、色眼鏡なく返してくれる人がこれから先どんどん増えていってほしいと願うばかりです。

志摩一未


コイツコイツコイツコイツコイツコイツコイツコイツコイツコイツコイツコイツコイツコイツコイツコイツコイツコイツコイツコイツ〜!!!!!!!!!!
僕は404の良心で、理性担当ですが????って顔してる志摩!!!!!!!!!
どーこが、理性担当じゃい!!!!!!!!!!!!伊吹よりぶっ壊れてる状態で走り続けてるじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
理性担当ということへの疑問は、1話の車大破→志摩ぶん殴りで視聴者から早々に抱かれていたと思うですけど、想像の5倍くらい危うい人間でめちゃくちゃヤバ男でしたね。
伊吹が知れば知るほど、いい奴じゃない?この子めっちゃ太陽じゃない?になるのに対して、志摩は知れば知るほどコイツやばくない?こっちの方が不安定じゃない?となるという対称性。
真逆のコンビと言われていたけど、そのお出しされ方は予想外なんですわ〜!

志摩といえばまずは6話、過去編。
志摩の中では「間に合わなかった悲劇」なので、フタをしてみないようにしてきた過去でしかなくて、触れられても平気ですって顔で飄々と嘘をつく。
実際は本当に事故だったのに、自分のせいだと責めることで傷を抉り続けることで贖罪をした気になっている……なんてのは陣馬さんも桔梗隊長もわかってて、でも大人だから軽々しく触れられないじゃないですか。
抉っても責任取れないし、一生支えてあげることは無理だから本人がいいというならそれを見守るしか出来ない。代わりにあれこれ噂することなんて絶対しないというこの志摩・陣馬・桔梗の3人の信頼関係も良いですよね。
でもその誰も触れられないところを遠慮なく突っ込んでくるのが伊吹。
しかもその首を突っ込む理由が、「志摩と全力で走んのに、必要なんだよ」ですからね。一つ一つの出会いがスイッチであり、志摩と出会ったからには良い方向へ進めるようにという……圧倒的な光。
結果、ただの酔っ払い事故だと思っていた香坂の死は、確かに事故であったけどその前に刑事として人を救っていたというのがわかるっていうのが、救いで。
もう聞こえない香坂には言える内容を伊吹には言えないんだろうな〜っていうのもニクい。死人には勝てない。
4話で死んでもいいみたいなフリしてた(実際は伊吹が気づいていないだけで、拳銃が打てないようにロックかけていたので死ぬ気なんてない)人が、ここで自分がどうすべきだったか、どうすれば良かったのか。
ちゃんと向き合えるように、前へ進むきっかけとなって良かった〜。

ここから比較的に安定して進んでいて、8話で今度は志摩を伊吹が支える側になって……
からのラスト3話。
志摩がどれだけ1話の最後のセリフによって脳を灼かれて、バカバカ言いつつ絶対に奥多摩へ戻そうとせずに一緒に走りたがっていたのか痛切にわかるのがもう……アァ〜!!!!!
志摩は「自分も他人も信じない」人であったはずなのに、気付けば重大な選択を相棒に任せるようになっていて。
誰も信じていなければ失望することもなかったのに、信じたから失敗したとミスした時だけ思ってしまう頭が嫌っていうのが辛すぎる。それは信じてないのではなくて、信じた相手を罵ってしまう醜い自分が嫌だってことだから〜!
この時自分が判断を任せたので、自分のミスだと志摩は言うけどそこまで言われて伊吹が納得できるはずないじゃないですか。
なんでもかんでも自分のせいっていうなら、夏が暑いのも志摩のせいですからね。

そんなこんなで激情をぶつけてしまい、伊吹とギスギスして単独行動をとって……というのが、昔の自分に戻っていくようで痛々しいし、その状況になっても心配してくれる伊吹は志摩からすれば眩しすぎて苦しい。
志摩から伊吹への感情は、九重くんとの会話でこれでもかと言うほど示されるけど、途中で聞くのをやめてしまった伊吹には届いてなくて〜というここの、負のピタゴラスイッチ。みていて辛すぎる。
からの、盗聴器発覚→先に独断行動を伊吹がしたのでは?→慌てて駆けつけるのシーンがもう、光でいてほしい伊吹が誤った道へ進んでしまったらどうしよう、また自分のせいでって思ってたんじゃない?と思ってました。

この男は違った。

バッドトリップで志摩が見た悪夢は、「相棒である伊吹が死ぬこと」じゃなくて「光である伊吹が自分のせいで獣へ落ちること」ですよ?
しかも、そうなることを悪夢だと思いつつ「俺は自分勝手なんだよ」で受け入れてすらいませんか……?
伊吹には光でいてほしいけど、堕ちるんだったら自分のせいでってこと??
ちょっとドラマ版とシナリオブックだけでは、ちょっと……衝撃がデカすぎて……あの。
DC版だとここが長尺になっているので絶対に見たい。というかドラマ版で最初はこのバッドトリップ全部カット予定だったってマジですか!!!?!?!?!??!
あと、バッドトリップルートだと、(2人の主観が入っているので多少のずれはあっても)
志摩死亡→伊吹は久住を殺害→その後、死んだ志摩の遺体を抱えて伊吹失踪
なの、あまりにも……あまりにも……
何を考えて伊吹は志摩を抱えて消えたのか……。

本当に本当に本当に悪夢でよかったね!!!!!!
MIUの世界は、良いスイッチを連続で踏んでいって正しい道へ戻ろうとした男たちの物語なので、一回フラフラになって踏み間違えちゃったくらいでは屁でもない!これまで積み上げてきた2人の善行パワーをくらえ!!!!!
と言わんばかりに、陣馬さんが回復して、九重くんから連絡が来て2人で海へ逃げ出すシーンあまりにも青春アミーゴ。
2人の息が揃えばもう無敵ですよ、
私は互いを自分なんかじゃ手が届かない光だと思い込みあっている2人が大好きです。

伊吹が刑事になるオリジンは明かされていたけれど、志摩のオリジンはなんなんだろう?
人のふりをしてよく見られようとしているという演技の延長線なのか?ルールを守って、市民を守る警察官が一番正しくて一番いい人間で在れるから、とかだったら狂う。
こんなこと言ってるけど、「趣味:刑事ドラマ鑑賞」らしいし、兄弟仲もいい大家族なので志摩にはあんなこと言いつつ刑事ドラマに憧れてなりました!とかでも可愛いし、安心する。邪推だったと笑わせてほしい。

MIU404、最高のドラマでした。
映画もあるのぉ!?行く行く〜!!!!!!!!!!