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読書日記(6)

ゲイドルのぽたろうです。
忙しない日々から解放されつつあります。

2020/07/06(月)
マルチタスクが出来ない無能です。23時過ぎまで働いてました。会社近くの天下一品が22時でしっかり閉まっていてこってり出来なかった。
中島梓「小説道場」を少しだけ読んで寝ました。
あまり二次元のBLには興味ない。現実でも虚構でもブロマンスが好き過ぎてそれだけでご飯三杯くらいはいけます。行為なんて生々しいものはリアルだけでいいのよとかいいながらpixivをヨナヨナ見てる矛盾。

2020/07/07(火)
朝少しだけ出社して、出張で信州まで。出張の準備が出来ず、ぐだぐだした1日だった。お昼に蕎麦を頂きました。夕方の新幹線で会社に戻ってこの日も遅くまで仕事して、中島梓「小説道場」を少し読み進めて就寝。

2020/07/08(水)
ここ一番の大仕事が夕方にあって上司に守られて終わった。客先近くの公園で缶ビールを奢ってもらい解散した。自分の無力さに呆れる。
明日は深夜まで作業あるから正午出社でいいよと言われて、久しぶりに早く帰って中島梓「小説道場」を読んで、dアニメで「BEM」を見始めた。妖怪人間ベムのオープニングテーマがおしゃれでカッコ良くて、ついついベムベラベローと言ってしまう感じが好きで、現代版ともいえる「BEM」では椎名林檎作詞作曲編曲のまた違ったおしゃれでカッコ良さがあった。
テクニカルとマネジメントを頑張るぞ(何言ってるんだこいつ)。

2020/07/09(木)
午前中に久々にショッピングモールへ行って、無印と丸善に寄る。
中島梓「小説道場」で言及されていた森茉莉「恋人たちの森」を購入して、近くのカフェで「ボッテチェリの扉」という短編を触りを読む。下宿小説だが本作は男と男のハナシではなさそう。文章とか語彙が綺麗で、私のような頭の悪い人間には太刀打ちできない魅力に溢れている。健康診断前なので糖分を摂取できず、ストレートティーで我慢したけど客足も少なく至福の40分だった。正午に出社して1:30まで働いてタクシーで家路に着いた。

2020/07/10(金)
いよいよ本番である。仕事のね。結局のところ成果は上がったが、あとすこしという気分になるが定時退社をして週末羽根を伸ばそうということだったので遠慮なくさせていただきました。そういえば健康診断で胸囲が4.5cmも肥えていたの。驚異。というか脅威。ウイルスにでも侵されたのかしらん。
「BEM」を観て、中上健二「十九歳の地図」所収の「一番はじめの出来事」を読み始めて、求めていた物語に出会えた感動に感謝した。
賢者タイムに至り就寝。兄やんのあれはすごいど。黒くて。

2020/07/11(土)
朝、久しぶりに散歩して気持ちいい。ダラダラとYoutubeをベッドで見るという怠惰もいいところ。アンジャッシュの大島さんが真面目で素直で憎めなくてなにが面白いのと言われれば答えられないけどみてしまう。あとはミュージシャンの対談動画とか。vaundyさんという方を知る。
オリックスの株主優待を選んで洗濯とか家事を片付ける。
某ロハスホテルで二連泊。その前に会社に行こうと誓っていたのにやる気が出ず、「BEM」を最終話までぶっ通しで見て、電車で会社の近くまで行ってポムの樹でいつものオムライスを食べて(縮小営業でスイーツがなかった)、ロハスホテルへ。ベロ可愛かった。いつか歌にしたい。溶解人間。
朝食がバイキングでなく弁当配布と説明を受ける。
電車のなかで、瀬戸健一「書くための文章読本」を読み始める。なんだか説得力がない。他人のふんどしなのは仕方ないにしても、私の頭が悪く敬体と常体がこんがらかって、そもそも文章が下手すぎてそれ以前の問題であることに気づいた。あいかわらず重装備だけど意味があるのだろうか。家にいたくない。湿気がひどくて物が散乱してて気疲れして湿った御名ベッドはもうこりごりだということに思い至る。
中上健二「一番はじめの出来事」読み終わった。ああ、好きだ。田舎者だった私には親近感がわく小説だった。有象無象の差別があって、男の子同士の秘密があって、家族との距離感があって、なんたってジュブナイル。これが私小説なのかという驚きと、男の子とじゃれ合う方言の妙というか、気違いじみた大人と、好きな小説に出会えた喜びがひとしおなのであった。
気分が良くて二日続けて賢者タイムで幕を終えた。

2020/07/12(日)
気づいたら眠っていて朝風呂を浴びてから無料の朝食弁当をいただく。仕出し弁当という感じの味気なさ。中上健二「十九歳の地図」の表題作を少しだけ読む。浪人生で新聞配達のバイトというだけで共感できてしまう。オナ布団というのが凄くいいのだけど、そこまでホレボレしないのは、昨日読んだ「一番はじめの出来事」によって期待値が上がり過ぎたからだろうか。
浅原ナオト「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」もカクヨムで最初だけ読んでみる。章立てがQueenの曲になっているのはどうなんだ。「熊本くんの本棚」が良くも悪くもブンガクしてたのに対して、カノホモの薄さが気に掛かる。にしても、普通じゃないと小説にはならないのだろうか。誰しも欠陥はあるし、そこに共感を抱くことはあるのだが、あからさま過ぎて滑っている感じというのを感じずにはいられなかった。タイトルはそのままを示していて感心させられる。BLだとかLGBTだとか単純に括ろうとすることに著者は違和感があるようで、そこは同意。読者や書店や版元はどう受け取っているのだろうか。ゆるゆるしてたら昼を過ぎていたので、秋葉原から丸の内まで散歩。丸の内オアゾの丸善で本を二冊買って(積読ばかりが増えていく)、四階のカフェでプレミアム早矢仕オムライスを食べる。森茉莉を少しだけ読んで、マンゴーソフトクリームを食べて、小説らしきものを書いたらまたしても夕方を通り越していたので電車で末広町まで帰った。
Magic Keyboardを足の上で叩いてiPadで文章を打つのは悪くなかったけど、MacBook Pro 13インチの方が安定してるじゃんと言われればそこまでだ。本当に重複が多くて、金の無駄遣いばかりしている。
ホテルに戻り、橋本陽介「物語論 基礎と応用」をさわりを読んでみる。大学生の頃、物語論を研究しようとして、こういった類の本を読んだなあ。懐かしいなあという薄っぺらい感想で身も心も寒くなった。雨ばかりでまいる。


断捨離を推し進めた結果、男の子が寄ってこなくなりました。