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【感想・考察】「今、僕は僕のことを好きでいられるんだ」

2024/08/30 リリース
アポロ メジャーデビューSg
「今、僕は僕のことを好きでいられるんだ」

2023年に開催された楽天オーディションから明確な音楽への道に奮闘するアポロさんのお姿を陰ながら拝見していました。今回のメジャーデビューに至るまで私達では知り得ない多くのストーリーがあったと思います。彼女のひたむきで真っ直ぐな表現への探求や努力、そして周りへの感謝や心配りを忘れない温かな為人が導いたメジャーデビューだと思っております。
おめでとうございます。


オーディション活動より少し前から音楽アプリ「nana」で歌われる活動も拝見しておりましたが、彼女の曲や歌詞に対する表現能力や解釈は多くの方の耳や心にスッと入ってくるとても心地の良いものばかりで、アプリを始めた当時の私は「こんなにお上手な方もアプリで活動されているんだ」と驚きました。
生ライブで活動するシンガーもネット中心に活動する歌い手においても、歌唱レベルや表現性の高い活動者が近年著しく増えており飽和していると言っても過言ではありません。
その中で、評価されるためにはただ歌が好きなだけでは足りない。苦しい思いや辛いこともきっとあった中で、それでも歌が好きであり続けること、“応援してくれる皆んなのおかげ”と感謝を言えることが、これから沢山の人に歌を届ける表現者に相応しい素質だと思いました。

「今、僕は僕のことを好きでいられるんだ」考察・感想

先行してタイトルとジャケット画が公開され、彼女らしい温かな歌が聴けるととても楽しみにしておりました。タイトルについてもストーリーがある予感がして、どのように歌われるのかリリースまでの期間ふつふつと妄想していました。

この曲は、「昔の自分」に会いに行き
自分よりも少し大人びていた「君」を思い出し
自分自身をも見つめる芯の通った素敵なストーリーを持つ心温まる歌詞に、思い出を一つ一つ丁寧に思い出していくように歩み寄っていくように優しく掬うような表現をされるアポロさんの歌声がとても素敵で綺麗な楽曲です。

中学生もしくは高校生は、より多感で早く大人になりたいと少し自分に焦るような気持ちでいっぱいな時期ですが、沢山の友人に囲まれて同じ学舎で時間を共にできるかけがえのない時期でもあります。
歌詞に出てくる「君」はそんな多感極まり焦ってしまっている「僕」に優しく声を掛けてくれる心の広く一つ皆んなよりも大人に近付いている友人を想像しました。きっと「君」の言葉を分かっていながらも、背伸びしている気持ちが邪魔をして当時の「僕」は受け止められなかった。でも大人になっても「君」の言葉はこうしてずっと覚えている。心の中で生き続ける確かな友人だと思いました。

大人になってから昔を思うと、“あの時の自分はなんて至らなかったんだ”と思ってしまうことだって誰にでもあると思います。そんな中でも今の自分にとって大切な出来事や言葉も確かにあり、それらが今の自分を支えてくれることも沢山あります。

「今、僕は僕のことを好きでいられるんだ」

には昔の自分を含めて自分自身を好きになっていくとても前向きな気持ちがこもっていると思いました。
だって自分の事を全て知った上で好きでいられるのは“自分”しかいない。沢山の経験や出会いを重ねながら、「僕」も「君」みたいな大人に近づいていくことで、自分自身を好きになる。

この楽曲をアポロさんは、まるで歌詞に出てくる校庭を歩きながら思い出に浸り歩きながら歌っているような想像できてしまうほど凄く綺麗に歌われています。海風に当たりながらクスッと懐かしんで微笑んでいる様な歌唱表現が、耳だけでなく脳でも映像として変換されるほど心地よい音楽でした。個人的には King Kaiさんとのfeaturingがとても好きで、二人で歌う事で「僕」と「君」が重なっているようにも感じ、またお二人のお声も合っており、サビの「でも こうして 今僕はここにいる僕の事 好きでいるんだ」により強い気付きのある想いが込められている様に感じました。

また、物凄く個人的な解釈の一つに、この楽曲が歌詞の中だけではなくアポロさんご自身ともリンクしているようにも感じました。
歌を歌う事で多くの人が元気付けられる事はもちろんですが、歌う事が自分自身を好きになっているにも繋がっていると良いな思いました。

締めと情報整理

私の大変拙く長い文をお読みいただきありがとうございました。私個人の勝手な解釈で楽しんだものを文字起こしした物となりますので温かい思考で流していただけたらと思います。

改めまして、素敵なメジャーデビューソングを届けていただきアポロさん、制作やチームの方々ありがとうございました。
今後もマイペースながらご活躍を応援and楽しませて頂きます。

この楽曲が末長く、多くの方の心に生き続き、力を与えてくれるものとなりますように

下記、決定・発信されているライブ情報リンクを貼付いたしました。東京へ行こう!

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