【LAP8期】8月 コンピュータサイエンス単元 予習記事

Dチーム(糸浜な森) 小澤ななせ

<課題図書>
シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)/著・安宅和人

<課題1>


作中に出てくる、数字に表せない価値という部分で例としてスタバと喫茶店の対比があります。具体的にどういう違いがあるのか検討してください。

スタバ(カフェ)
・季節のドリンク。限定スイーツ。
・現代。映え。
・軽く寄りやすい。
・飲食店営業許可
・アルコール・調理OK
・ネームバリュー。広く知れ渡っている。

喫茶店
・コーヒー好き。こだわりある人。銘柄、焙煎方法、産地、ブレンド……。
・昭和レトロ?
・スタバと比べると入りにくい。
・喫茶店営業許可
・アルコール・調理NG
・マニアック。

<課題2>


自分たちで、スタバのように数字で表せない価値を持つと思うお店や施設を一つ設定してそれがどのような価値なのかを説明してください。

 私は、課題2の答えを「学校」に設定したい。
 学校は勿論、勉強をする施設だ。「学業の場所」としての価値がある。新しい知識を教わって、新しい経験を経て、分からない箇所を質問する。試験で自分の理解度を確認し、理解が足りない点についてはまた質問する。
 しかし私は、学業と同じくらい大切な「別の学び」が得られる場所だとも思う。それは「対人関係」に関する学びだ。まずは、「友達」。広く浅く付き合う人もいれば、狭く深く付き合う人もいる。初対面の人と打ち解けるのが得意な人もいれば、気の置けない友人を作るまでに時間がかかる人もいる。わりと頻繁に喧嘩し、仲直りするタイプの人もいれば、滅多に争いごとを起こさない仲の人もいる。挙げ始めるとキリがないが、こういった「友達」との関係性がある。
 それから、「子ども」と「大人」の関係。代表的なのは無論「教師」と「生徒」の関係だ。生徒の人生における「恩師」となるような出会いもある一方で、理不尽な教師に出会い、反面教師にする生徒もいる。ある教師に助けられて生きる希望を見出す生徒もいれば、ある教師との関わりの中で絶望し、「大人」に期待を持たなくなった人もいる。また、教師と生徒に限らず、例えば売店の店員さんや、部活の外部コーチ、食堂のスタッフさん、特別外部講師の方など、他にも多くの関りがある。小中高生が関わる「大人」の多くは、(家族を除けば)学校に関わる人物ではないだろうか。
 その他にも、「先輩」「後輩」の関係がある。外国と比べてこの概念を重視する日本だからこそ得られる学びも多いのではないだろうか、と私は考えている。年の離れた人と距離を詰めるのが得意な人・苦手な人、関わってきた先輩と疎遠になる人、一生ものの付き合いになる「先輩・後輩」に出会える人……。様々な形の関係性がある。
 このように多くの人との関わり方、関係の築き方、協調性などを学べる場所として、「学校」は子どもたちにとって計り知れない価値があると考える。私はまだ「子ども」「学生」としての気持ちしか分からないが、「大人」にとってもきっと特別な「価値」がある場所であるはずだと信じたい。

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