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日本シリーズ、3戦目からの戦い方を考える

(日本シリーズ第2戦の直後に書いているので勢いでめちゃくちゃなことを書いているかもしれません。)

福岡ソフトバンクホークス、強いですね。目立つのは打球の強さ・ストレートの強さの2点。圧倒的な差を感じます。巨人の攻撃では数少ない良い当たりもフェンス手前で失速。それに対してソフトバンクの攻撃ではガンガンいい当たりがライト線・外野の間・スタンドへ。

また見えないところでは個々の意識です。打撃・走塁の積極性。浅いカウントから、3ボールからでも甘いボールはガンガン振っていく。それに対して巨人、、、、3-1からは見逃し確定ってくらい振らない。フォアボール狙いが見え透いてますかね。

まあここには書ききれないほど、実力差は歴然です。が、しかし、日本シリーズは”今”行われているのです。「猛練習しろ!」とか「DHがないから!」とか「どうせ他球団もホークスには勝てないんだ!」とか言ってても仕方ない。試合は明後日からまたあるのです。実力差を埋めるのは来季以降の課題。今はこの実力差を埋めずに勝たなければならない。それについて書いていきます。

実力差を認めろ

とりあえず、実力差を認めたうえで戦うのは必須。今の巨人はシーズンのスタイルそのままに戦っており、また初戦の千賀に菅野をぶつけたところからも、正々堂々自分たちのスタイルで戦うという姿勢が見られます。甘い。そんなんじゃ勝てない。

正直自分も、菅野と千賀で勝てれば一気にいけるかも、、、と淡い期待を抱いていたのですが、現実はそのはるか上を行きましたね。打線にも少々期待していたのですが、状態はシーズン終盤の良くない時期とほとんど同じだった。菅野が千賀と投げ合えてやっと五分なのに、打線がこれでは、、、

つまり言いたいことは、第1戦、第2戦で思い知った実力差を認めたうえで作戦を練りなさいということですね。そもそも相手投手が強いのでチャンスは少ない。打線の状態もいまいちなのでチャンスを生かせるかどうかも限らない。投手陣も真っ向から向かうと打たれる。これを認めたうえでどう作戦を練るかどうかが大事になります。

野手運用

トータルで見るとひどい2試合でしたが、冷静に見てみると状態の良い選手もいるのです。長いシーズンとは違い短期決戦(最短ならあと2試合)調子が上がるのを待ってはいられません。もちろん状態の良い選手が明後日からも状態が良いかどうかの保証はありませんが、状態の悪い選手の復調を待つよりは圧倒的に分があるでしょう。

期待できる選手として真っ先に上がるのは、もちろんウィーラー、そして坂本でしょう。この2人にはランナーをおいて打席を回したいですね。その他では、吉川尚輝も数字の割に内容が悪くない。さらに第1戦で緊迫した場面で四球を選んだ若林、第2戦でヒットを放った田中俊太にも期待、ぜひスタメンで見たいところです。

逆に丸は、言ってしまえばいつも通り。数字も内容も良くないです。また亀井も状態が上がっておらず、到底期待できるとは言えません。でもまあ怪我明けで無理やり使っているので仕方ないです。亀井さんは悪くない使う方が悪い。

松原、中島、大城に関してはまずまずといったところでしょうね。ここら辺まで悪いと言ってしまうと、出られる選手がいなくなってしまいます。過度な期待はしないがそれなりにやってもらわないといけない、といった感じですね。

では、私が提案する第3戦のオーダーはこちら(相手先発が左である点も考慮)

1(二)吉川尚

2(一)ウィーラー

3(遊)坂本

4(三)岡本

5(左)陽岱鋼

6(指)若林

7(中)丸

8(捕)岸田

9(右)松原

勝つためには、1回表で点をとって勢いをつけなければならない。1回裏に先制とかされたらもう4タテが見えますからね。そうなると、初回から丸とか松原に打席を割いていてはいけないと思うのです。復調を待ちたい選手は下位で。中島・大城は左を打てないのでベンチ待機。するとこうなります。

まだ出場の少ない陽・若林の5,6番は怖いですが、何も手を打たないよりはこの方がいいと思ってます。どっちかがウィーラーに次ぐシリーズ男になってくれれば、、、

投手運用

今シリーズ、投手運用は悪くなかったと思います。菅野を2戦目にもっていきたかったとか思いますがそれは結果論。あの千賀の状態なら、打線がシャキッとしてれば勝てました。また、シーズン終盤調子のよかった今村を先発させたのも、愚策とまではいかないでしょう。(よく見たら今村が抑えてたのはヤクルト戦が多い、、、)

リリーフでは戸郷が良いですね。柳田グラシアルを除いて、しっかり抑えました。雑な運用にも見えましたが、シーズン終盤の様子を見ると戸郷がここまでやれる保証はなかったので、ビハインドでのテストは悪くなかったでしょう。

他でいうと高梨は安定感が戻っていて良い、田口・ビエイラ・大江はまずまず、髙橋・大竹は今シリーズでは期待できませんね、、、鍵谷は球が走っていたように見えましたがランナーためてからのデスパイネに一発、、評価は難しいところですが、運用次第ではまだ生かせるのではと思っています。


それでは、私が提案する投手運用はこちら

第3戦 サンチェス(11.23発表済み)

第4戦 畠

第5戦 戸郷→田口→勝ちパ(ブルペンデー)

第6戦 菅野

第7戦 畠・戸郷・サンチェス・田口(調子により2人ほど選別)→勝ちパ(ブルペンデー)

第3,4戦のサンチェス・畠は正直ベストピッチをしてもらわないと厳しいです。しかし、両者とも調子の良い時は7~9回を無失点でいける投手です。その時のピッチングをすれば、ホークス相手でも6回1失点くらいやれるのではないでしょうか。

あとは、ビエイラ高梨中川デラロサあたりのリリーフにフル稼働かつ制圧してもらわなければなりません。ホークス相手じゃ制圧できないという声も聞こえてきそうですが、制圧しなければなりません。このリリーフ陣で打たれたらもう無理、諦めましょう。

まとめ

さて、思いのままに勝てそうな作戦を書いていきました。巨人首脳陣とは多少意見が食い違いそうな、極端な案を書きました。現場には現場にしかわからないプレッシャー・プライドなどもあり、ここまで思い切った策を取ってくれるかどうかは分かりませんが、3戦目以降も戦い方を変えなければ希望は見えないと思うので、これくらいやってほしいです。

僕が思うに福岡で3連勝して第6戦の菅野につなぐというのが、ほぼ唯一の勝ち筋です。菅野とはいえ第1戦のピッチングを見ると、中4日とか王手をかけられた試合では不安ですからね。そして、福岡で3連勝するためのキーマンはサンチェス・畠・陽岱鋼・若林ですね。

正直、勝つためには作戦を完璧に練り実行したうえでキーマンが活躍しなければならない、そうとう厳しい戦いになります。しかし、そういったところで作戦を練り、やり切ることが大事なのです。10月以降流れが悪くてもなかなか戦い方を変えず、そのまま日本シリーズに突入してしまったように見える巨人軍。明後日からの変化に期待したいです。


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