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少し時間が経ちましたが、ご報告があります。
2017年製作、2018年完成した短編映画「ほろにがく あまく」が
アメリカのPlanet Cinemaという映画祭にて「Best Shortfilm」部門で
ノミネートされました!(すみません。9月初旬に届いた話です。)
この短編映画「ほろにがく あまく」という作品は、独立創業して5年を記念して
普段からお世話になっているスタッフ・キャストと一緒に作った自主映画です。
私自身、自主映画は十数本作ってきた経験がありますが、
作った内容が“ちゃんと伝わった“という実感を得られる作品になりました。
今日はそのエピソードをご紹介したいと思います。
2018年の1月頃、作品が完成。
作品のメインの舞台となった「AND COFFEE」さんにて上映会(作品上映と物語のキーアイテムになっているあん珈琲を振る舞うという)を行って、まずは国内、数カ所の映画祭の出品。1番最初に入選の知らせが送られてきたのが、愛知県大府市で行われたオオブショートフィルムフェスティバル2018だった。
その年の3月初旬に私は愛知県大府市に飛び、私たちの作品の上映を見届けた。
上映を終え、簡単な舞台挨拶をさせて頂きそれが終わった後…。
1人年配の女性が、私のもとへ近づいてきて、
私に「あなたの作品が1番良かった。ありがとう」と。
見ず知らずのどこの誰だかも知らない私に、わざわざ近づいてきて手をとりながら
話にきたのだ。目が潤むくらい嬉しかった。
結果的に私たちの作品は、受賞作に選ばれることはなかったが、
それ以上に作品が他人に伝わったという実感が得られる体験になった。
この体験を機会に私自身が気がついたことは、
映像作品はまず伝わることが大前提にあるということだ。
若い頃はあまりそういうことを考えていなかったので、
私にとっては大きな気づきになったと今でも思っている。
近日中にカナダトロントでの話も綴りたいと思います。
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