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俳句のいさらゐ

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松尾芭蕉の俳句が、上質のエピグラム(寸鉄詩)であることを探ります。
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2023年3月の記事一覧

俳句のいさらゐ ⊸⊸⊸ 松尾芭蕉『奥の細道』その二。

『奥の細道』は、自然観照の中に、人生の機微や人の心の核心が漉きこまれていて、何度読み直し…

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俳句のいさらゐ ⊷⊷ 松尾芭蕉『奥の細道』その一。

俳句の深い世界へ連れて行ってくれる創作者としては、松尾芭蕉の右に出る人はいないと思ってい…

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俳句のいさらゐ ⊝⊝⊝ 松尾芭蕉『猿蓑』より。「行く春を近江の人と惜しみける」

『猿蓑』に収めれた句は、『奥の細道』の句に現れている、非日常の大きな自然に、高らかで情の…

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俳句のいさらゐ ::::: 松尾芭蕉『野ざらし紀行』より。「命二つの中に生きたる桜かな…

三好達治の詩「雪」は、名詩集『測量船』の中でもことに知られた詩であるが、筆者はこの詩の雪…

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俳句のいさらゐ ⚀⚀⚀ 松尾芭蕉『笈の小文』より。「雲雀 (ひばり) より空にやすらふ…

松尾芭蕉の紀行『笈の小文』に入っているこの句には、「臍峠・多武峰より龍門へ越ゆる道なり」…

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俳句のいさらゐ ◍⦿◍ 松尾芭蕉『笈の小文』より。「若葉して御目の雫ぬぐはばや」

松尾芭蕉の生み出す小宇宙を味わうシリーズ。 標題の「いさらゐ」はちいさな泉のこと。にじみ…

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