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016集団の中の"個" ~立ち居振る舞いと素~(その2)(本編)

 さて、本題に入ろう。カレーはかなり本格的で、大満足だ。りんごジュースも申し分ない。ただ、お盆がでかいので、そこだけが難点である。

塾のバイト(全体で15人ほど、尚ほとんどが年上)

 2020年に自分が新たに参加した集団の2つ目である、この集団での立ち振る舞いについて話していこうと思う。

 アルバイトというのは、大学生にとってよくある集団の1つである。もちろん親のおかげだか、バイトを始めるまで、特別お金が足りなくて困ったこともなければ、お金の必要に迫られたこともほとんどない。キャンパスに行くこともなく、外へ出る機会もなかったから、新たに目を引くモノやことに出会う機会も少なかった。なおさらお金も使わないわけだ。

この集団を選んだきっかけ、成り行き

 塾のバイトは昔からしたいと思っていた。もともと学校の先生になりたくて、東京学芸大学を第一志望にしていた時期もあったな。だが、今はこの大学に所属していないし、目指すことも高校2年の夏でやめてしまった。高校2年の夏。これは自分の人生にとって間違いなく、大きなターニングポイントとなった。(この話はまたおいおいするとしよう。覚えていたら。)友達に勉強を教えることが楽しかった、そして教えることで自分の知識が整理されて、自分の成績アップのためにもなった、嬉しかった。だから、教員を目指す。合理的な流れに見えて、合理的でない。当時の自分はふと思ったらしい。教員になったあとも、同じモチベーションが使える?それは無理があるだろう。自分のための勉強になるーーーなんて、そんな動機は使えない。教えるのは好きだけど、教員になるかと聞かれたらその答えはNO。

 ただ、教えることは好きであるし、大学生のアルバイトとして一番に思いつくのは塾であった。自分がすでに持ち合わせている知識を発揮できる、それを欲している人がいて、彼らに届ける。自分に適したアルバイトである。腐れ縁ってやつなのか、(小)中高と同じところに通っていた、俗にマブダチとかいうやつが、自分よりかなり先に塾でのアルバイトを始めていた。このことを初めて聞いたとき、大変驚いたことを覚えている。彼は現代、某有名大学の文学部に所属している。歴史に興味があることなんて知らなかったし、塾でバイトしていることも、興味があることすら自分は知らなかった。少し悲しい話でもある。この彼の紹介で自分もアルバイトを始めたのだ。
12月の話だ。

いざ塾のアルバイトという集団に所属してみて

 うちの塾は個別指導塾で、講師はすべて大学生、塾長が一人。社会人はその塾長ただ一人。他の個別指導塾がすべてそうなのかは知らないが、なかなかに驚いた記憶がある。我々講師の仕事としては、授業のみ。ほんとうに授業のみで、生徒との面談や保護者の電話対応、教材の管理、これらの仕事は塾長がすべて行ってくれる。授業終了後も、日報を書いて提出するほかの仕事はない。21:40には本気出せば帰宅ができる。なんて働きやすい環境だろうか。労働環境にはとても満足している。
 では、人間関係の面ではどうか。飲食店などと違って、アルバイト同士が連携をとらなければいけない場面というのは塾には、特にうちの塾ではほとんどない。授業前と授業後、休み時間に雑談程度しかかかわることはない。自分は一番最近この塾に入った身なので、先輩方の人間関係や雰囲気はもちろん探り探りになる。積極的に話しかけに行くのもいいが、名字しか知らない相手に何を話しかければよいのかわからない。受け身になってしまう。すると優しい先輩たちは自分に話しかけてくれる。前回も書いたことだが、自分は人と話すことが苦手ではない。話しかけてくれれば精一杯の努力と経験値をもって話は弾ませる。年上のかたと話す際に、適した態度はなんだろう。質問されたからグイグイ自分の話をする? 相手をたてるべき?

19歳と20歳という一歳差

 その先輩たちが最近休み時間に話している話題は、(女性陣はあまり知らないが)、酒、麻雀、就活、それに伴う次年度の出勤について・・・。特によく聞くのはやはり就活の話である。「大人」を意識させる言葉たちは、正直言ってまだ聞きたくはない(笑)。自分は誕生日がまだ半年も先なので、なんというか、まだ心の余裕がある。十の位が1から2に変わる。なるほど初めての瞬間だ。20歳の今頃、自分はどこで誰となにをしているのだろう。地元に、日本にいないかもしれない。隣にいるのは?昔からの友達かもしれないし、はたまた今の自分は知らない人かもしれない。この大学一年間、思い描いていた姿とはかけ離れていたが、もう振り返っても仕方がない。この道で今日まで来たのだから。

 さあ、本編とは言ってみたものの、やはり話はまとまらないものだ。とにかく、簡潔に言えば、塾のバイトという場では、

「周りが年上ばかりで、積極的に話に行くこともなく、だらけることもなく、しっかりきっちりと言動に気を付けている。」

年上が多い場における立ち振る舞い

以上。

〈今日の一言〉

明日のTOEIC、いかに尿意をもよおさずに2時間受けられるか勝負でもあります・・・


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