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【告知】「ラップとコロナ」(5月30日)

共感を前提としたdisを通じて自分の言葉の力を取り戻すラップが、攻撃的かつ自傷行為的な自粛・排外主義者のhateといかに向き合うことができるのだろうか。最新のFuniの創作活動や作品に触れつつ、この似て非なるdisとhateを共に乗り越える時間を楽しみたいと思う。

ぽす研企画 第3弾 トーク&ライブイベント
「ラップとコロナ」
出演者:Funi×川端浩平
日時:2020年5月30日(土曜日) 19:00~21:00
場所:zoom


【参加方法】
▼こちらがzoom視聴するために必要な情報です
https://tus-ac-jp.zoom.us/j/97577893672?pwd=WmY0bDJHMUhzcDQ1c0wrOFpDZDJrdz09
ミーティングID: 975 7789 3672
パスワード: 057261
(18:30入場、19:00開始)
申込不要/視聴無料

※スパム対策のため、入室時のお名前の頭に「MC」を付けていただけますと幸いです(例:MC山本、MC高原太一など)。付けていないからといって入室できないことはございませんが、ご協力いただけますと幸いです。

【トークテーマ】
2ヶ月近くにおよぶSTAY HOME。この間に僕たちはどのような言葉を生みだしだろうか。あるいは吐き出すこともできずに同じ言葉やイメージがループのように堂々巡りしたことだろうか。コロナをめぐる専門的知識や理解の断片をシャワーのように浴びるうちに、僕たち一人ひとりも何らかの意味でこのウイルスに感染することは不可避だ。「正しさ」を掲げてお互いに<バカ>と罵り合っても何も始まらない。<バカ>といったやつが<バカ>なのか、それも違うだろう。共に愉快に生きていくために、私たちはコロナ以前を振り返り、現在の状況との連続性と切断を確認するところから出発する必要があるだろう。共感を前提としたdisを通じて自分の言葉の力を取り戻すラップが、攻撃的かつ自傷行為的な自粛・排外主義者の言動といかに向き合うことができるのだろうか。最新のFuniの創作活動や作品に触れつつ、この似て非なるdisとhateを共に乗り越える時間を楽しみたいと思う。

【出演者プロフィール】

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Funi(郭正勲)
川崎生まれ/育ちのラッパー。学生時代にLi YoonとのユニットKPとしてメジャーデビュー。NHKハングル講座や舞台『GO』などに出演して活躍。その後、IT企業社長と放浪の旅を経て、ジモト川崎に戻りラッパーとしての活動を再開して『Kawasaki2』をリリース。NHKノーナレ『川崎SouthSideRap』に出演。ジモト川崎を中心にラップのワークショップや講演などもおこなっている。著書に「Me.We.Alright」『ユリイカ』2018年8月号
(ケンドリック・ラマー特集)。

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川端浩平(かわばた・こうへい)
津田塾大学学芸学部多文化・国際協力学科教員。専門は社会学、カルチュラル・スタディーズ、日本研究(Japan Studies)。著書に『ジモトを歩くーー身近な世界のエスノグラフィ』(御茶の水書房 2013)、共編著に『サイレント・マジョリティとは誰かーーフィールドから学ぶ地域社会学』(ナカニシヤ出版、2018)、Cultural and Social Division in Contemporary Japan: Rethinking Discourses of Inclusion and Exclusion, Routledge 2019.など。最近はラップ音楽とマラソンに向き合っている。

記事自体は無料公開ですが、もしサポートがあった場合は今後の研究活動にぜひ役立てさせていただきます。