父親とタバコ

父親はタバコをよく吸っていた。

ハイライトやセブンスターなど臭いが強いもので

部屋干しした洗濯物がタバコ臭く

梅雨の季節の風呂上がりは

タオルで拭く時の気分は最悪だった。


亡くなる数年前に病気をして入院していたけれど

敷地内で隠れてタバコを吸ってたと本人が言っていた。


言うことを聞かない性格なので

病院関係者には迷惑な存在であったのだが

本人が言うには

入院していたガン患者でタバコを吸えなくなった人に1本あげたら喜ばれたと言っていた。

その方がどうなったかは知らないけれど

本人は親切をしたというニュアンスであった。

その方の親族の方に恨まれていないかが

気になるけれど…。

小さい頃はタバコの自販機まで買いにいかされたりもした。

今では無理だとは思うけど

タバコを吸う人を見るといろいろ思い出します。


私は散々ハイライトやセブンスターの臭いを嗅いだので

一回もタバコを吸ったことはなく

身近にいた反面教師だったなぁとも思う。




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