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金管楽器の方必見 マウスピースの選びかた

どんなマウスピースを選んだらいいのか。

 

マウスピースは各楽器ごとに何百種類も違う形のものがあります。
理由は、各楽器との相性、出したい音、ジャンル、吹きやすい口の形など人によって 求める形は様々です。

注意してほしいことは、自分の奏法や楽器の問題点を、マウスピースを変えることで解決するのではないかと期待してしまうと危険な「マウスピース依存症」になってしまいます。
初心者の人は、まず標準サイズと言われているマウスピースを使いましょう。

ある程度吹けるようになってくると以下のことを意識して選んでみましょう。

・唇の厚さや大きさ、歯並びにぴったりあったもの
・唇の当てた時に違和感なく、吹いていて疲れないもの
・全音域がムラなく出せるもの
・自分の楽器にはめてマウスピースのぐらつきがないか(マウスピースの入り具合は、音程にも影響します)

ただ、これを完璧に求めすぎるとお金はいくらあっても足りません。泣
私は高校生の時に10本以上買って、何がいいのかわからなくなってしまいました。

マウスピースの各名称と意味

リム内径
小さい・・・高音域が出やすいですが、音量は小さくなります。

大きい・・・低音域が安定し、音量が大きくなりやすいです。

リム厚さ
厚いリム・・・高音域が出しやすくなりバテにくいですが、コントロールが難しくなります。 

薄いリム・・・音のコントロールは容易になり、幅広い音域をカバーしますが、バテやすくなります。

カップ深さ
浅いカップ・・・明るい音色で高音域の演奏が容易になりますが、音量は小さくなります。

深いカップ・・・暗めの音色で低音域が出しやすく、音量が大きくなります。

スロート径
細長いスロート・・・抵抗が強く、スピード感のある明るい音色になります。

太短いスロート・・・暗めの音色で大音量が得られますが、抵抗が少なくバテやすくなる傾向があります。

カップ形状
Uカップ・・・輪郭のある明るい音色で、高音域が楽になります。

Vカップ・・・抵抗が少なく柔らかで、暗い響きになります。


マウスピースの数字やアルファベットの意味


例えばBACHのマウスピースはノーマルモデルだけでも100種類以上あります。
それを分類するために、数字、アルファベットが刻印されています。
数字はカップの内径を表していて、番号が増えていくほど口径が小さくなっていきます。
そのあとにつく、A~Fのアルファベットはカップの深さを表していて、Aがいちばん浅く、Fがいちばん深い。だいたいCやアルファベットがついていないものが標準的な深さです。
ただ、ヤマハやシルキーなどメーカーによって順番が逆の場合もあります。


マウスピースを買いに行くとき

必ず自分の楽器(今使っている楽器)を持っていきましょう。
マウスピースはどんな楽器にも合うようには作られていません。
どんなに自分に合ったマウスピースがあっても、意味がありません。
まずは、楽器に装着したときガタガタしないか注意してみてください。
次にチューナーを使って音程が高すぎたり低すぎたりしていないかチェックしてみましょう。


マウスピースでの練習方法


練習するときはピアノやチューナーなど音の出るものを使って、正しい音程でやることが大切です。
自分がこれから吹こうとする楽譜をマウスピースだけで吹くことができなければ、それは楽器が偶然に鳴っていると思ったほうがいいです。これから吹く譜面をマウスピースだけで正しい音程で完全に吹くことが上達の近道です。例えば、曲を楽器で3回繰り返して練習する時間があるならば、1回目は楽器で、2回目はマウスピースで、3回目は楽器でやったほうが効率的です。 


今回は金管楽器編でした。木管楽器編も書きます!また見てくださいね。

最後まで読んでくださりありがとうございました!!

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