20代、30代の貯金少なすぎ問題について
YouTubeやニュース記事で20代、30代の貯金額を見ると驚愕する。
金融広報中央委員会が行った家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]によると、20代の金融資産保有額(金融資産保有世帯での預貯金、金融商品などの保有額)の平均は、
なんとたったの113万円。
そして、金融資産を保有していない割合、つまり貯金0円世帯が43%。
恐ろしいことに、中央値は8万円。
(中央値:貯金学の多い人から順に並べて行った時に、ちょうど真ん中にいる人の貯金額)
どうなってるんだ日本、、。
ただ、20代は大学生や専門学生も含むことになるので、彼らを調査対象とするのは酷かもしれない。
では、30代はどうだろうか。
20代の中央値が8万円で、30代の中央値が75万円である。
30代については、大学も大学院も博士課程だって終わっているので、ちょっと言い訳のしようがない。
半分以上の人が貯金100万円を持っていない状況なのである。
なぜこんなにもお金がないのだろうか。。
理由は色々とある。
奨学金の返済、浪費、安月給、結婚に伴う出費、正規社員になれないなど、色々な人が色々な境遇にあり、これだけの貯金額となってしまいっているのが現状だ。
20代、30代は結婚や奨学金の返済があって出費がかさむから、貯金できなくても仕方ないか!
と思ったそこのあなた。
絶対に妥協してはいけない。
なぜなら、お金はお金があるところにのみ集まるからだ。
例えば、100万円分の株を買って、倍になったら200万円になったとしよう。
増えた分は100万円である。
しかし、1000万円の株を買った人が同じように2倍にしたら、今度は2000万円になり、増えた分は900万円になるのだ。
これが、お金の残酷な格差である。
同じ株を同じタイミングで買ったとしても、増加分には、圧倒的な差があるのだ。
また、お金持ちは、一般人と比べて良い情報が入ってくる。
新しく公開される株式(新規公開株式)などもその典型例だ。
お金があって信頼できる人にだけ、その情報は届く。
不動産にしてもそうだろう。
良い立地の不動産を購入できるのは、お金持ちだけである。
その物件はどんどん値上がりしていくので、資産は増え続けるが、お金がなければ、値下がりしていくばかりの不動産しか購入することができない。
とんでもないお金持ちになる必要はない。
しかし、貯金100万円はもっと多くの人が超えていかなければならない水準だろう。
そのために、「バビロンの大富豪」で言われていた、格言を最後に共有する。
「収入の2割を貯金せよ。」
これを徹底的に遂行するのだ。
手取りが20万円あれば、4万円を毎月貯金しよう。
そうすれば、100万円までは25ヶ月で届く。
2年と1ヶ月だ。
ここを超えると、200万円が見えてきて、最初の100万円よりも圧倒的に到達しやすい。
そして200万円が見えてくれば、500万円も視野に入ってくる。
500万円までいけば、かなり人生が変わって見えるだろう。
良い連鎖を始めるための最初の難関が100万円の突破である。
ここを余裕を持って乗り越えよう。
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