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韓国・釜山で美味しい料理に感動した話

釜山のタコ鍋を食べさせてあげたい。

一時、人に会う度に呪文のようにそう唱えていた。

2017年冬、釜山に行くことになった。きっかけはこちら。

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「韓国のマチュピチュ」と呼ばれ、カラフルな家やカフェが立ち並び、ウォールアートやモニュメントが点在する、甘川文化村。

この景色を見るために友達と訪れた。ひんやりとした冬の釜山。屋台で買った串なんかをつまみながら日没まで村を観光した。そしてこの夜運命の出会いを果たすことになる。

釜山の中心地、西面。ホテルの近くで食事をとれるようにと、何軒か店をピックアップしていたうちの一軒を訪れた。

ケミチブ

ここで、ナクチポックン(タコ炒め)と、タコとキノコの鍋をオーダー。一見すごく辛そうに見える真っ赤なスープだが、魚介のエキスが滲み出たピリ辛味が絶妙に美味しく、「世界一白米に合う!」と全員が舌鼓を打った。


それから一年

釜山のタコ鍋を食べさせてあげたい、の呪文で半ば洗脳した友達を連れて、2度目の釜山へ。しかも今回は2泊3日と食事の回数も多い。

さっそくこちら。前回と同じケミチブへ。

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今回注文したのは、ナッコプセ。(タコとエビとホルモンの鍋。)あの時の感動が蘇ってきた。これこれ、という味。友達も美味しいと認めてくれた。

そしてその夜はユガネタッカルビへ。ピリ辛のタッカルビ(鳥の焼肉)にチーズをトッピングし、食べ進めた後はお米を混ぜてポックンパ(炒飯)にしてもらった。ピリ辛、濃いめの味付けに生マッコリが合う。


翌朝は、タミャン食堂で朝食。

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食べ進めているうちに、どんどこどんどこ次の品が運ばれてくる。朝からお腹いっぱい。

おやつにはBIFF広場のホットク。(もちもちのドーナツみたいな揚げ菓子。)種やナッツがたくさん入ったシアホットクは本当に美味しい。

そして2日目の夜、プピョンヤンコプチャンへ。コプチャン(ホルモン焼肉)をたっぷり食べた後はそのタレにうどんを絡めて、ホルモンうどんに。ビールが止まらない!


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美味しい、を共有できることの喜び。

実は、釜山への旅より3年くらい前にソウルに行ったことがある。その時食べた物もそこそこ美味しかったはずではあるが、どこか印象に残らなかった。ソウルと釜山だと何が違うのかがわからないが、日本で、大阪のタコ焼きは美味しい、みたいな微妙な違いがあるのだろう。

美味しい料理を人と共有できた時、本当に喜びを感じるし、旅に出た時は特に、その喜びの感度がより高まるような気がする。一人で海外に行くこともあるけど、釜山だけは誰かと行きたいと思う。

この春3回目の訪問を予定していたが、残念ながら飛行機が欠航になってしまった。またいつか、あのタコ鍋や美味しい料理の数々を、心置きなく楽しみたいものである。


(※お店のリンクは「プサンナビ」さんより引用しました。)



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