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【最強BMP⑳】感情に振り回されないための事実確認の重要性:脳を快に保つための方法

事実を見ることでプラス思考を身につける方法

筆者が主宰する「最強ブレインメンタルプログラム」では、結果を出す“心の在り方”を構築するために、「事実をみる」トレーニングを継続的に行っています。事実を見るクセがつくと、以下のような効果が得られます。

  • ストレスが大幅に軽減される

  • 本質を理解し、次に取るべき行動が明確になる

  • 物事を立体的に見ることができる

ストレスが大幅に軽減される

ネガティブな出来事が起こった時、不快な気持ちが大きければ大きいほど、無理にポジティブに切り替えようとしてもうまくいかない場合があります。そんな時は、一度起きている事柄の「事実」を見てから肯定的に変換する方が効果的です。事実は一つであり、それに対する感情や解釈が異なるだけです。そして、実はそのどちらも錯覚です。感情をコントロールするためにも、「事実を見る目」を持つことが大切です。

本質を理解すれば次のやるべき行動がわかる

まずは、事実を確認することが重要です。例えば、仕事で上司に叱られたときのことを考えてみましょう。提出期限に間に合わず、その理由が自分にはあったとしても、叱られたときには腹が立ち、ネガティブな感情が湧き上がります。このような場合、まず事実を冷静に見つめることが必要です。
事実を見ると、「提出期限に間に合わなかった」という結果が浮かび上がります。理由があろうがなかろうが、事実は締め切りに間に合わなかったということです。感情に引っ張られると、「上司が自分のことを理解してくれない」「上司が嫌いだ」といった感情が膨れ上がり、ネガティブ思考に陥ります。しかし、感情にとらわれずに事実を確認することで、冷静に次に取るべき行動が見えてきます。
例えば、次回からは締め切りに間に合わないことが予想される場合、事前に上司に連絡し、対応策を相談することが考えられます。このように、事実を基にして冷静に対策を考えることで、感情に振り回されずにプラス思考に切り替えることができます。
このプロセスを繰り返すことで、最初は難しかった事実確認と感情のコントロールも次第に自然にできるようになります。嫌な出来事をただ感情で判断するのではなく、事実を基に分析し、次のステップを考える習慣が身につくと、感情に振り回されずに冷静な判断ができるようになります。

客観的事実は思っているより大したことではない

嫌な出来事が起こった場合、まずは「事実」だけを見てみましょう。客観的に事実を書き出してみると、ほとんどのことは「たいしたことではない」と感じることが多いです。例えば、仕事でミスをした場合でも、「ミスをした」という事実を受け止め、そこから学ぶべきことや次に取るべき対策を考えることができます。感情を排除して、無機質に事実を見つめることで、心の負担が軽減されます。
事実を書き出す際に、「~させられた」「~いわれた」などの感情が入っている場合は、さらに客観的に書き直してみましょう。「締め切りが早まった」という表現も、「締め切りが〇月〇日に変更になった」といった具体的な事実に変えることで、冷静に対応策を考えることができます。

物事を立体的に見ることができる

部下やチーム内で問題が起こった際にも、感情的にならずに「事実」を見つめることで、より根本的な原因を理解し、適切な対応ができるようになります。物事を立体的に見ることで、多角的な視点から問題を捉え、解決策を見出すことができます。
例えば、部下がIDカードを紛失した場合、「なにをやっているんだ!」と感情的に叱るのではなく、「IDカードを紛失した」という事実を確認し、次に取るべき行動を考えることが重要です。冷静に事実を見つめることで、感情に振り回されずに解決策を見つけることができ、部下の成長にもつながります。

脳の状態を「快」に保つことの重要性

事実を見ることでプラス思考に切り替えようとするのは、上司を好きになるとか、失敗を糧にするということを無理に思うためではありません。大切なのは、自分の脳の状態を日頃から「快」に保つことです。嫌なことやマイナスの感情に縛られず、常に心地よい状態にするために、事実を見て冷静に切り替える作業を行います。
誰かに感情を引っ張られた場合、その人を変えることはできません。しかし、自分の脳の状態をコントロールすることはできます。上司に叱られた場合でも、自分の脳を「快」の状態に保つために事実を見て切り替えることで、感情に振り回されずに冷静な判断ができるようになります。これは、上司の言うことが正しいとか、自分が悪かったということではなく、自分自身のために脳を快適な状態に保つための方法です。

まとめ

「事実を見ること」は、ストレス軽減、次の行動の明確化、そして物事を立体的に見る能力を高めるために非常に重要です。日常的に「事実を見る練習」を続けることで、プラス思考を身につけ、より健全な心の在り方を築くことができるでしょう。事実確認の習慣を取り入れることで、感情に振り回されず、冷静な判断ができる自分を育てていきましょう。これにより、常に脳を「快」の状態に保ち、健全な心と体で日々を過ごすことができるようになります。


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