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【最強BMP⑩】ストレスフリー?いいえ、ストレスフレンドリー!


自己成長には適度なストレスも必要

現代社会はストレスで満ちています。「ストレスフリー」という言葉は魅力的ですが、スポーツやビジネスで成果を出したいとがんばっている人はストレスから逃れられません。ストレスがなくなればいいのか?というと、成功、目標達成、スキルアップなどの自己成長には適度なストレスも必要なのです。

良いストレスと悪いストレス

「ストレス」=悪いものというイメージですが、まず、ストレスとは外部から刺激を受けたときの緊張状態を指します。
風船にたとえると、風船を押して窪む部分をストレス反応といいます。
ストレスには「良いストレス(ポジテイブな緊張)」と「悪いストレス(ネガティブな緊張)」があり、スポーツなどでよく聞く「ゾーンに入る」とは、最適な最高の緊張状態と最高の集中状態を指します。
つまり「ストレス」は必ずしも悪いものではないのです。
ストレスは成長や成功に必要な要素であり、それを上手にコントロールすることが重要です。

「ストレス」は本人の受け止め方次第で良くも悪くもなる

ストレスをどのように考えるかで、それが否定的なストレスになるか、肯定的なストレスになるかが決まります。
例えば、大事なプレゼンテーションを前に「嫌だな、やりたくないな、失敗したらどうしよう」と思えば、それは否定的なストレスとなります。一方、「よし、やってやるぞ!私ならできる!」と前向きに考えれば、それは肯定的なストレスとなり、集中力が高まり、パフォーマンスも向上します。
さらに「練習の成果を発揮する時だ!プレゼンがしたくてたまらない!」というワクワク感が加われば、ドーパミンが分泌され、さらなるパフォーマンス向上につながります。
ストレスが良い方向にも悪い方向にもなるのは、本人の準備と考え方次第です。

「ストレス」がかかるとストレスホルモンを分泌

ストレスがかかると癒しホルモンの「セロトニン」が減少していき、逆に「コルチゾール」というストレスホルモンが増えてきます。コルチゾールの過剰分泌は体調に異変を起こします。ストレスと上手に付き合うには、ストレス状態を長期間継続させないことがポイントです。

アスリートは「リラックス」を上手に使っている

先ほどストレスを「風船」で例えましたが、風船にずっと圧力をかけたままでは、いつか風船も割れてしまいます。トップアスリートはずっと風船に圧力をかけっぱなしにしていません。試合直前にはゾーンに入るために緊張状態をつくり、終われば、リラックスする時間を必ず作っています。
リラックスしているときは脳波も変わり、脳内ホルモン「セロトニン」を分泌します。そして心身を整えてくれます。

一日の終わりに脳のクリアリングを行う

リラックスタイムは、しっかりとリラックスすることが大事です。1日のストレスをしっかりとるために、脳のクリアリングを行います。
トップアスリートも必須のトレーニングになりますが、私たちでも簡単に取り組める方法があります。

【クリアリング方法】
ノートや手帳を使って、
①その日にあった「良かったこと」を書き出す
②失敗した部分については「改善点」を書き出す。
①②の順番は守る
 
1.今日の1日を書き出すことで、脳内を整理する。
2.瞑想や腹式呼吸で脳波をα波に変えることで一日の脳の疲れをとる。

3.脳をクリアにした状態で寝る。

寝る前のスマホは禁止です。
ブルーライトによって睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が抑制され、睡眠に問題が出てしまう理由もありますが、折角、脳波をα波にして、一日の脳の疲れを取り除いても、スマホを観て脳を使ってしまっては元も子もありません。
寝る準備をしたら、「目標達成した瞬間」や「楽しい・嬉しい事」などをイメージして寝ます。

ストレスから逃れようとするより、リラックスを上手に使い、仲良く付き合っていく方が、ストレスをなくそうとするより簡単です。
是非、試してみてください。

【まとめ】

・目標達成には適度なストレスは必要。
・良いストレスと悪いストレスの違いを理解し、肯定的な緊張として捉えることがストレスと付き合うコツ。
・ストレスに対するポジティブなアプローチとリラックスのバランスを保つ。
・一日の終わりに脳内をクリアリングしてその日をリセットする。

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