見出し画像

まだ、情熱はある

録画していたドラマ「だが、情熱はある」を、やっとのことで見終えました。私はまだ、熱々です。

このドラマが放送されると聞いた時、そしてその主人公がSixTONESとキンプリだと知った時、金の臭いがする…!と思いました。「たりないふたり」はcreepy nutsの曲しか知らなかったので、なんでこの2人のドラマをやるんだ?ジャニーズに芸人さんのリアリティが出せるのか?若手の芸人さんか顔の知らない若い俳優さんが良かったなぁなどと文句垂れ、正直期待していませんでした。

☺︎

こんにちはお笑い大好きメモリです。
お笑いが大好きなのでこのドラマを見なきゃと思いました。
加えて春日さん役をつとめた戸塚純貴さんが大好きなので決め手となって、なんやかんや文句言いながらも見ることにしました。
しかし、見進めるにつれて、もがき続ける2人の姿に夢中になっていきました。

金の臭いはしなかった

1話を見て、キャスティングの疑いは晴れました。森本慎太郎さんの表情の動きは山ちゃんそのものだったし、高橋海斗さんの声は聞けば聞くほど若林さんでした。そして戸塚純貴さんは、あんなに細いのに春日で、富田望生さんも、あんなに小さいのにしずちゃんだった。脇を固めた面々も、ナイスなキャスティングすぎて引き込まれました。creepy nutsを芸人さん(かが屋)が演じたのは大正解だった気がします。
そして「たりないふたり」が結成された経緯を知り、そこに初め金の臭いはなく、ただ2人に魅力を感じたプロデューサーの博打だったのだと知り、安心しました(笑)。

「おもしろい」の呪いと、もやもやが止まらない道のり

2人は芸人として、「おもしろい」を目指し「おもしろい」を勝ち取っては、また「おもしろい」という言葉に呪われていました。
前半、もやもやが止まらない日常のなかで、目の前のいろいろなことにかまけて夢や目標を見て見ぬふりする、長期的な目標に取り組めない姿に、とても共感しました。今の自分と少し、重ねてしまいました。
でもそれでも、たくさんノートに書き、お笑いのために動き、少しずつ弱さを認め、さらけ出し、夢に近づいて行く姿を見て、
私も未来のために行動しなければと突き動かされました。

「天才」がテーマだった山ちゃん

山ちゃんは、「天才はあきらめた」という本を出していますが、本人が思っている以上に天才だと思いました。しずちゃんの言う通り、「努力の天才」。「おもしろい」ことへの強い執着心と信じられない熱量。あれだけの情熱、彼女も相方も犠牲にするほどの情熱をお笑いに傾けられるのって凄いことだと思いました。高すぎるプライドも、お笑いのために自虐キャラに変えられるんですから。私もプライドが高くて、それに自分でもうんざりしますが、夢や目的のためなら利用できるかも、変えていけるかもしれないと思いました。

「幸せ」がテーマだった若林

春日の「不幸じゃなきゃ努力ってできないんですか」という台詞が印象に残っています。私も、この台詞には共感しました。でも同時に、クサクサして晴れない顔の若林さんにも、めっちゃ共感しました。幸せになりたいともがくうちは、幸せになれないのです。でも、一生懸命努力するってことは、本人がその時思っているより幸せだったんじゃないかと思いました。若林さんはめちゃくちゃ自意識過剰でしたが、私も自意識過剰なので、若林さんのように、ふんわり超えて行けたらもっと幸せになれるんじゃないかと思いました。

お笑い芸人さんって凄いな

たぶん今も2人はもがいているし、過去の2人のようにもがきながらお笑いをしている芸人さんがたくさんいるんでしょう。
な〜んにもおもしろくない、むしろイライラする日常のなかで、
おもしろいことを考えてネタを作って表に出て行くって凄い仕事だなと思いました。改めてお笑い芸人さんって凄いなと思ったし、人生を使って笑わせてくれる優しい人たちだなぁと思いました。
私はこの先お笑い芸人にはならないと思いますが、
自分の夢や目的を考え、粘り強くやり抜くことで誰かを笑顔にできたら、それは幸せです。

おまけ

・心理学を齧ったことのある身としては、2人ともGRITが高いと思います
・改めて思う、南海キャンディーズとオードリー、ネタが爆発的におもしろすぎる

この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?