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ともきんぐ
2022年10月31日 18:27
「え?島そば食べてないの?」絶句するような顔で、彼女、ひよりちゃんは俺の顔を見た。年は俺よりだいぶ下そうなのに、昨日の一件からもう敬語ではなくなり、近所のだらしない親戚の兄を揶揄うように俺に接してきた。その距離感が俺は心地よく、安心してだらしない親戚の兄として振る舞えた。島そばを食べさせてくれるお店で三線を弾きながら歌を歌ってくれたおばあさんがいた。心地よいメロディで、俺は聞き惚れ
2022年10月31日 09:19
今は冬なのか、春なのか、夏なのか、秋なのか。そんな事にも興味を持てないくらい、俺の日々は目まぐるしく、次々とタスクが現れてそれを追う日々。そんな時、一通の招待状が届いた。大学の友人が地元の波照間島に帰り、今は民宿を営んでいて、そこで友人たちを招いて結婚式をするのだと。忙しさのあまり返事をすることも忘れていたが、強制的に有休を取る必要があった俺は流れで波照間島行きを決めた。島に着くと