コインランドリーからの承認

コインランドリーが好きである。

すんでいる地域が一人暮らしの若者が多いためか、近隣にコインランドリーがいくつかあるのが嬉しい。
最近しゃれたコインランドリーが色々とできているようだけど、そういうんじゃない。
かと言って、あまりこぎれいじゃないコインランドリーも避けてしまう。
それが醍醐味という人もいそうだが、利用者の間で顔見知りになってしまうような距離感も避けたい。

孤独を担保してくれつつも、自分を需要の対象として認識してくれ、似たような孤独とともに生きる(それほどネガティブな意味ではない)人の存在を適度に感じることができる場所に居場所を感じるからだろうか。
もちろん、雨が続いたときに利用する家族もちや、大量の洗濯ものを処理しなければならない大家族も利用するのだろうが。

それでも、我々独り者が、コインランドリー側が想定する客層の頂上に君臨していると信じたい。
これも密かな承認欲求なのだろうか。

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