ふる れ

雨が降るように死んでいけよ夢
僕は蝸牛を踏んで蛙を食べている
また寄生虫の声がする 大きく
喝采の花束は枯れていて
雨を浴びせる 小さく
歴史の死ぬ音がする
貝はもう歌を聴かない
鹿はもういない
僕が死ぬことで
空がすこし青くなるなら
そっと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?