幻想振動症候群とやら

高校1年生のとき親に携帯電話を持たせてもらってからすぐ、着信がなっているような気がする、メール受信してバイブレーションしている気がする等思った際に携帯をチェックしても、電話もメールも来ていないということが多くあった。

実際に着信が鳴ったりバイブレーションが起動するのを確認すれば、気がするでは済まない、確実に音が聞こえる。振動を感じる。

ポケットに入れている携帯がバイブレーションしたと思いチェックしても何も来ていない。


そしていまの今まで、連絡というものを苦手にしている。常時サイレントマナーにしていても画面をつけるときに通知が出るのが怖い。

冷静に考えると、連絡の何が怖いのかはわかっていない。
自分にとっていい知らせが来ているかもしれない
自分にとって面倒な連絡がきているかもしれない
その後自分が返すわけだが
相手の気持ちを汲めているのだろうかと思いながら返信する
その次の返信で、さっき汲めていたかどうかがわかるかもしれないと思うと怖い気持ちになりながらも、観なければならないと思う。

サイレントマナーのスマホがLINEの電波を受けたような気がしてしまい、通知をチェックする。
夜ふと目覚めて通知をチェックする。
またふと目覚めて通知をチェックする。
昼頃にもらった返信には気持ちを汲めていたか、手掛かりになりそうなものはない。そしてそのメッセージから相手の意図を知ろうとし、汲めているか確認するようにメッセージを送る。

そういう連絡は苦しい
そういう苦しい連絡を自分からしてしまっている

とはいえサイレントマナー設定ならこういう連絡をしていないときは、振動していないバイブから振動を感じたり、脳内で流れる通知音をLINEに通知音と間違うこともない。

そういえば幻聴は、自分の強迫的な意識から生まれていると思っていたが、最近聞いたものは、寝る際に目を瞑ると、まるで賑わったレストランの中にいて、他の席の人の談笑を聞いているような形の幻聴で、怖い気持ちでLINEに触れているとき聞くものとは全く別物に感じた。ちなみに目を開けると静かになった。


最近は幻覚を見ることもあった。
睡眠導入剤を飲んで電気を消して寝転がると、3体くらいの謎の生き物がこちらを覗き込んでいるようだった。幽霊や神的なものは信じていないけど、藁にもすがる思いで生き物がいる方向へ手を伸ばしてまだ頑張らせてくださいと言った。
生き物の手の部分まで自分の手を伸ばし、生き物が握っている謎のものに触れ手で千切り、口の中に入れた。なんか千切れた気がしたし、何か口の中に入ったような気もした。
そんな日が2日続いて以来、起き上がることが困難な日が生まれてきた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?