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COOL BEAUTY

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Portoneon「COOL BEAUTY」というアルバムについて。
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10.Make Me the Light

10.Make Me the Light

数年前のある日いつも通りアメリカ人で同い年、親友のクラレンスが行きつけの店に飲みに来いよと連絡をよこしてきた。

「今日は歩幸(僕の名前)、とっておきの俺のベストフレンドが来てるんだ。特別な日だ。」と言うので23:00頃その店に向かうと、クラレンスともう1人見慣れない外国人がいた。

ハリウッド映画に出ているんじゃないかと思うほどに端正な顔立ちで、おまけに背が高い。

彼は丁寧に「ジェシースライガ

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9.幽霊になった君とまたキスをする

9.幽霊になった君とまたキスをする

この曲自体の世界観は小説とミュージックビデオで全て出し切った。

だからもっと深くこの曲を愛してもらえる記事にしたい。贅沢を言うなら僕と同じ熱量でこの曲を愛して欲しい。

映像化する中で最も困難を極めたのがこの作品だった。
ドラマというか映画を作る気持ちで挑んだ。
脚本を4ヶ月かけて書いて、白紙に戻してはまた書いた。

大阪城音楽堂でのライブの確か2週間前くらいから取りかかり始めていた。

こんな

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8.Greatest Of All Time

8.Greatest Of All Time

銀座ヤマハホールの本番直前に僕の携帯電話が鳴った。

「CAMPUS COLLECTIONという全国の大学生10,000人が作る大きなファッションショーが大阪のエディオンアリーナでありまして...そこで今年から初めて音楽部門を作ったのでゲストとして出演していただけないでしょうか。」

確かこんな感じだった。
「今から本番なのでまた折り返します。」
そう言って電話を切りヤマハホールの本番に挑んだ。

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7.空想現実

7.空想現実

あら、もう7曲目まで来た。
こちらも珍しい相方さんが作詞の曲「空想現実」

個人的にふと聴いてしまう楽曲ランキング上位に来るのがこの曲。

2分48秒と3分に満たないとてもコンパクトな楽曲。イントロを聴くと三拍子のリズムで構成されていると思いきや、実は4/4というややトリッキーな作り方になっている。

女性目線で僕も曲を書くことが多いが、ここまで思いっきりメルヘン女子ライクでストレートな歌詞はまあ

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6.スーパーヒーローになった暁には

6.スーパーヒーローになった暁には

アルバム収録曲すべての曲を解説するなんて生意気に言いながら、きっとこの曲の本当の奥底の意味を表立って話す日なんてのはきっと来ない。

世の中には時に話さなくて良いことがあるように、この曲もそうだ。

比喩的に分かりやすく恋愛っぽい曲に書き換えてあるだけで、これは相方さん(vo.neonかな)への約束の曲である。

もう今更言うまでもないが、恋愛的に相方さんに書いたものではもちろんない。

忘れもし

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5.ピーナッツチョコレート

5.ピーナッツチョコレート

この曲が自分の中の作品作りに対するこだわりを爆発させたのは言うまでもない。

脚本を書いて、ミュージックビデオ撮影をしたわけだが、澤井さん(女性キャスト)と大野くん(男性キャスト)は未だ最強のタッグに変わりはない。

この2人があまりにも適役すぎて、慌てて撮影が終わった後小説を書いた。

公開まで1ヶ月。
連載まで2週間。小説をミュージックビデオにしたい。間に合うかどうかなんて考えている暇はなかっ

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4.不在票配達員

4.不在票配達員

曲を作っている側でも、稀に「あ。この曲...」とピンと来る場合がある。

もちろん全曲そうなっているからアルバムになっているのは言うまでもないが、4曲目「不在票配達員」は個人的にこのセンサーが強く反応した気がする。

歌詞が「 で始まり、 」で終わる手紙形式で1曲を構成した。

三拍子のリズムと、イントロのピアノフレーズはこの他ないくらいに素晴らしい。

大きく言うなら後世に語り継がれても恥ずかし

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3.ブロードウェイ

3.ブロードウェイ

最新アルバム「COOL BEAUTY」全曲解説。
続いては「ブロードウェイ」に突入。

歌詞は相方さん(vo.neonかな)が書いている珍しい楽曲なので勝手な推測で深掘りはしないようにする。

とにかく楽曲を作る段階で、相方さんに「大舞台に向かって奮闘したりする感じの歌詞ちょうだいな。あ、タイトルはブロードウェイで決まってる。」くらいしかテーマを与えずに任せた形になる。

言葉、歌詞でいうところの

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2.シンデレラタイムマシーン

2.シンデレラタイムマシーン

10曲入るアルバムとなれば、曲順にも実は意味がある。

今夜は昨夜の「クールビューティー」からバトンを受け継いで、2曲目「シンデレラタイムマシーン」

『あーあ、3日後の飲み会が楽しみだからこの2日間一瞬で終わらないかなぁ。』

''今''という時間軸を生きるのが当たり前な日常の中で、上のような言葉を聞くことが多々ある。

逆も然り。
『あーあ、先週のフェスが楽しかったから先週に戻らないかなぁ。』

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1.クールビューティー

1.クールビューティー

Twitterは140文字。
インスタは画像メイン。
配信はふざけ倒している。

文字に起こすことが好きなので、ちょうどいいアプリを見つけた。好きな時に読んでもらえる感じのやつ。

Portoneon(ポルトネオン)ってバンドでギターを弾いて、作詞・作曲をしてミュージックビデオでは監督と脚本・構成をやっている。

さすがに毎日書くのは億劫なので、気が向いたら書くことにしよう。
ノートってアプリだけ

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