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チョコレート大好き!
自他ともに認めるチョコレート好き。
いつからだろう。
小さいときから好きだけど、卒論指導をしてくれた先輩がすごい偏食で、他にあまり食事をせず1日に板チョコ1枚以上を食べる人だった。机を並べているうちに「チョコレートはひとかけづつ食べる、誘惑に負けてもせいぜい1列まで」という私の足かせが外れたようで、あっという間に板チョコ1枚を食べる自由を知ってしまった。
大正生まれのおばあちゃんに、晩年入院先へチョコレートを持って行くととても喜んでいた。祖母からもらったDNAかもしれない。
これまでに一番感激したチョコレート屋さん
思い出に残っている満足チョコ体験は、2010年、スイス首都ベルン、土曜の昼前に通りがかったチョコレート屋さんでのことだ。ガラス張りの店内に、おばさんやおばあさん、おじさんやお姉さんがやたら混雑していた。
バスからその様子が見えたので、急いで次のバス停で降りた。
あっ、なるほど。ヨーロッパは週末にお店を閉めるので、このお店も土曜の午後から閉じるんだ、だから週末のお菓子を駆け込みで買いに来たのね。
レダラッハLaderachの量り売り。各商品の品名表示がアルファベット、ドイツ語・英語併記ということもあるが、種類がありすぎて、どれも魅力的すぎて迷いに迷った。でもお店は間もなく閉めるから早く注文しないと・・・、早く決めて列に並ばないと!
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散々迷って何を買ったのか記憶はないが写真が残っている。これは、たぶん乾燥させたフランボワーズ・クラッシュと、たぶんヘーゼルナッツだ。
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学生時代から海外旅行中のお供はMilka
学生の貧乏海外旅行だと、1日三食外食なんてしていられない。ヨーロッパの人より胃袋が小さいのか、昼も夜もは外食できない。そして馴れない街で1日に2回適当な飲食店を探すのは大変。それより、あちこち行かないと勿体ない。
そうなると私の場合は、多少の空腹をチョコレートで満たすことになった。
心強い味方がMilka。小さい子供から大人まで愛されていて、大きめのスーパー、駅のキオスク、空港、あちこちで買える。スイスの職人が初めて、1901年にはドイツの会社となったそうだが、EUどこでも見かける。
お値段もお手頃。日本ではナッツ入りチョコレートは高かったが、ヘーゼルナッツがゴロゴロ入った板チョコが、プレーンな板チョコとさほど違わない値段だった。
食料品店でのチョコレート売り場はとても広くて、感激して立ち尽くした。ナッツ入りチョコレートをかじりながら歩き回るワクワクはまた味わいたいものだ。
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このあたりは、気軽な相手へのお土産用
偶然出会った個人のお店 エストニア
街を散策中にカカオのいい香りがしてくると思ったら、小道に面した小さなお店に出会ったときもあった。
デンマークから来て、エストニアでチョコレートショップを開いたのだと背の高い男性店主が話してくれた。種類が沢山あり迷っていると「好きなものを言ってもらったら、どれでもカットしますよ」と。ソルトとか、チリとかスパイスを使った面白い組み合わせのチョコレートを少しづつ買った。
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手作りであることは一目瞭然
少し歩けばラエコヤ広場へ出る小道。広場には旧市庁舎、アレクサンドル・ネフスキー大聖堂、聖マリア大聖堂などがあり、観光客は必ずここを通るであろう広場。懐かしいなぁ、あれは2018年7月のこと。
Google Mapでみると、たぶん、Cafe Maiasmokkというお店だろう。
日本に来た、とある海外チョコレート専門店のお話
1998年、パリで街歩きしているときに、気になって入った小さなショコラティエがリシャールRichartだった。間口の狭い小ぶりなお店。店員さんがおしゃれ、パッケージは白を基調としていた紙製、シンプル。
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チョコレートは繊細かつカラフルな模様が施されていた。抹茶、柚子などの和風フレーバーもあったし、スパイスを使ったアフリカや南米のフレーバーもあった。アフリカの子供たちが描いた絵を、チョコレートの模様に使うという、現在のSDG'Sにつながるコンセプトもよかった。またカカオの生産地による味の違い、ベネズエラ産・マダガスカル産・ペルー産・コートジボアール産など比較する品揃えも珍しかった。
思いのほか高級なお値段だったけれど珍しさと美しさに惹かれて、親しい友人のお土産として奮発した。友人がわかってくれたかは、それぞれだったけれど。
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その後、しばらくして銀座に出店したのが1999年頃。2003年には六本木にも出店。そのころになって、このお店はリヨンが発祥の地で家族経営の工房からスタートしたということを知った。やはりフランスのグルメはリヨンなのですね。日本では、フランス以上に高級なお値段だったから、板チョコしか買えなかったけれど、日本でまたお目にかかれて嬉しかったなぁ。
たぶんリーマンショックあたり、景気後退時期に退店したような記憶がある。
リシャール本店がある仏リヨンへ行き、あれこれ比べてみたい・・・
本場ベルギーでもチョコレートを食べたい・・・
もう少し規模が大きな専門店としては、メゾン・ド・ショコラ La Maison du Chocolat、ピエール・マルコリーニ PIERRE MARCOLINI、デルレイ DelReY、リンツLindtなどが健在。
バレンタインとなると、高島屋や三越伊勢丹が大きなフェアを行うようになって、すっかり定着している。このイベントが始まった当初は興味があったけれど、もはやお店が多すぎて理解を超えている。
高島屋デジタルカタログ
三越伊勢丹のサイト
https://www.mistore.jp/shopping/feature/foods_f3/salon_du_chocolat_f
日本未進出のチョコレート専門店、これは探し始めたら尽きない。
味もさることながら、お店の雰囲気やパッケージがおしゃれ、ということもある。リシャールは店員さんもお店もお洒落だったのです!(しつこいっ)
https://www.ana.co.jp/travelandlife/article/000178/ (ANAの記事)
日本で買える量り売り
立派な箱とかいらないから、美味しいチョコレートだけ食べたい、好きなものだけちょっと食べたい、そんなとき量り売りは嬉しい。
リンツLindtは見るからにそそる丸いチョコレートをカラフルな包装で包んでいる。路面店も多く、入りやすいお店だ。最近目にしたのは、イタリア食材店イータリーEatalyとイタリア老舗ヴェンキVenchi。
Eatalyでの量り売り
パスタやワイン、バルサミコなどと並んでイタリアブランドのチョコレートを販売している。店舗は丸の内・日本橋・原宿・辻堂(湘南)にあり。
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Venchiの量り売り
ここも一粒から買える。並んでいるすべての種類をひとつづつ買ったらいくらになるのだろう?と空想しつつ、手元は10粒くらいで2500円くらい。相当お高いのだけれど美味しい。イタリア・トリノのお店。日本では、銀座ほか都内数か所、大阪、京都、札幌、大宮、横浜、木更津などにあるそうだ。
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休日の銀座店では、ジェラートを買う行列がお店の外まで並んでいる。チョコレートを買う人は比較的少なくて、お店の奥でゆっくり選べる。チョコレートを買うとジェラートの列にうまく店員さんが入れてくれることもある。
結局シンプルなチョコレートが好き
チョコレート選びは、私の場合、美味しいカカオ、そこに焦点がある。カカオの比重が高くて、植物性油脂が少ないものを食べたい。
チョコレート区分はこちらのサイトを参照。カカオの割合によって、チョコレート・チョコレート菓子・準チョコレートなど区分されている。純粋にチョコレート生地のみか、他に乳固形分や植物性油脂などの混ぜ物がどのくらいの割合かを示している。
「チョコレート」という表示であってもカカオの割合は60%~と幅があり、カカオ以外が最大40%入っていることになる。カカオ比率が高すぎても食べにくい。カカオ60~75%位で、植物性油脂が少ないチョコレートが好き。
日本におけるチョコレートの歴史をみると、現存する会社では一番古いのは森永、二番目が明治らしい。いまも基本から外れないシンプルなチョコレートをつくり続けてくれている。
結局、私にとってちょうどよいのは、値段・手に入りやすさ・美味しさから日本のオーソドックスなチョコレートに落ち着く。
森永や明治のプレーンな板チョコが好きだ。
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ブラックチョコレートには植物性油脂が入っている
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こちらは時期限定のお酒シリーズ。
お酒好きな男性は、案外これも楽しんでくれるかもしれない。
3種類のなかではBacchusが一番好きかなぁ(植物性油脂多め)。
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ここ数年は、日本で小規模なチョコレート店が増えている。チョコレートをテーパリングする機械が小型化されて、小規模にも作る環境が整ってきたことがひとつの要因だそうだ。
ちらほら噂を聞くので、これからは日本国内を旅しながらチョコレートを探すことが楽しくなってきそう。楽しみ!
最後まで読んでくださってありがとうございます。
Chocolate Love!
自分で撮影したチョコレートの写真は、みんなのフォトギャラリーに載せてみました。よかったらご利用ください。
Corrected and revised without changing the purpose of the text at Feb. 14.
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