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三田国際学園中の入試傾向説明会

三田国際学園の入試傾向説明会へ参加してきました。
これまで、渋渋や広尾学園などの都心の学校ばかり見てきたこともあり、三田国際のゆったりした空間にズキュゥゥゥーンとなりました。特に教室は、大きな窓から中庭が望め、開放感のある雰囲気。決して大きな校舎ではなく、校庭も中庭もこじんまりしたものでしたが、温かい空気が流れる素敵な空間でした。

言わずと知れたことですが、三田国際の学園長は元広尾学園の理事長です。そんなことからも、三田国際がどこを目指し、追いつき、追い抜こうとしているのかは、なんとなくうかがい知ることができます。

語学に振り切ったカリキュラムはよく考えられていると感じたし、生徒さんも先生も「舞台慣れ」した物おじしない振る舞いが好印象でした。新興校にありがちなガツガツした雰囲気はあまりなく、全体的にのびのびした印象を持ちました。まあ、郊外の学校だから、そんなふうに感じたのかもしれませんが。

進学実績には、正直、物足りなさを感じる部分もありました。が、説明会での先生曰く、「2022年卒業生が入学した6年前は、三田国際の入り口は偏差値35でした。この6年間で偏差値が10以上上がっていることもあり、これから進学実績はぐんぐん上がっていくはず」と。確かに、そうかもしれません。今後が楽しみですね。

それにしても、いくつかの学校の入試傾向説明会に参加しましたが、少しでも受験を考えているならば、入試傾向説明会は参加必須ですね。入試問題を通じてどんな生徒を欲しいと考えているのか、どんな人に育てたいと考えているのかが、本当によくわかります。そして、各科目の教科担当の先生の解説を聞くのも、ひそかな楽しみで。

今までで一番印象に残っているのは、渋渋の入試傾向説明会で、理科の先生のお話を伺ったことです。もう定年近いのかなと思われるベテラン先生が、身近なものから自調自考することの例として「なぜ指パッチンは鳴るのか」について穏やかな口調で説明くださいました。感受性豊かな時期にこんな先生から教わることができたら、きっと人生が変わるだろうと深く感銘を受けたものです。

さて、もう12月も半ば。おそらく、これが最後の説明会だと思います。
今年はたくさんの学校を見学し、説明会や文化祭にも参加させていただきました。いいなと思っていた学校が予想外に印象と違ったり、検討もしていなかった学校が意外にも長女に合いそうだったり。

どの学校から合格をいただき、進学するのかは、もう、ご縁だなと思います。一応「第1志望」「第2志望」と順序をつけてはいるけれど、実際にはどの学校も同じくらい気に入っており。どこの学校に通うことになっても嬉しく、ありがたいです。

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