見出し画像

SS-1の無料相談に行ってみた

ここ数日、私は悩んでいたのです。夏期集中特訓に行かせるべきかどうかを。夏期集中特訓のNNジュニアクラスは、会場が自宅から遠いので悩ましいということは先日も愚痴りました。

でも先生は授業で「お前たち、井の中の蛙になるなよ、大海を知れ!」とハッパをかけて親に課金させるように誘導させ、娘はまんまと「夏期集中特訓、行きたい!」と言い出す。カネはともかく、自宅学習の時間は確保できるの? 共働き家庭の送迎オペレーションはどうすればいいの? とますます悩ましく、その頃にはワクチン2回目を接種済みだと思われる実家の母に送迎を頼もうかと考えたり。

そんな迷える母心に突き刺さったのが、SS-1。個別指導は魅力的だけど、今からそこに課金してたら小6の冬まで(うちの家計が)持たないわ!と自制してきましたが、ここへきて「いっそ、夏期講習も夏期集中特訓も見送って、夏は個別指導に委ねてみるか?」と思う気持ちが沸き上がり、とりあえず相談してみることに。

前置きが長くなりましたが、そんなわけでSS-1に資料請求。同じようなことを考える人が多いのでしょうかね、資料請求したものの無料相談の枠がほとんど空いてないとのこと。ピンポイントで「〇月〇日 〇時から」と日時指定され、「相談できる科目は1科目だけ」と釘を刺されたうえでの面談です。

私が相談科目に選んだのは、国語。対応してくださったのは、ベテラン風の女性の先生でした。直近3回のテストの問題用紙と解答用紙を持参するようにとのことだったのでお見せしたところ、

・問題文のキーワードや筆者の考えに傍線が引かれていないこと
・問題文の段落構成に印づけをしていないこと
・選択問題の各選択肢が細かくチェックできていないこと

などを指摘されて、つまるところ「問題文をぼんやり読み流してる」「語彙不足で内容が理解できていない」などと分析していただきました。問題用紙の書き込み具合を見ながら分析していただくのは新鮮!早稲アカの先生ももっと生徒の手元を見てくれたらいいのに(贅沢な注文かしら?)

一朝一夕で成績が上がるとは思わないし、指摘されたようなことをコツコツと改善しながら取り組む以外ないだろうことは、中受親としての経験が浅い私にもなんとなくわかります。不安なのは、それで個別指導塾にお願いして、果たして成績は上がるのか?ということですよね。だってSS-1、めちゃくちゃ高額ですもの。

講師のランクと生徒の学年によって料金体系は変わってきますが、11,000円~22,000円/回と大きく幅があります。もちろん月額じゃありませんよ。1回(=80分)あたりの料金です。例えば4科目をそれぞれ週1回ずつ教わるとすると、1か月で最低でも176,000円。最上級のプロ講師の方にお願いするとしたら352,000円です。ヒィッ……

SS-1のすごいところは「いつでも親は授業見学OK」という点で、これって、早稲アカはじめ一般的な塾では珍しい話。親同伴で授業が受けられたら、きっと家庭での復習もやりやすいと思います。さらに、月に1回は保護者と面談がある。私も日々、あんなことやこんなことを塾に相談したいと思いつつ、時間がとれなかったり、こんな些細なことを聞いていいのかしら?と遠慮してしまったりしがちなので、面談は多ければ多いほどありがたいと感じます。

SS-1創設者の小川氏のブログには、保護者から届いたというこんな感想が載っていました。

小川先生
今日は体験授業を受けさせていただきまして、本当にありがとうございました。本人は帰り道、すがすがしい顔をして「サピの25回分の授業が一度で分かった気がする。今までってなんだったろう」と。
SS-1小川のブログより

ここまで書かれるサピの授業って一体……。ちょっとリップサービスが過ぎないか?という感じがしますが、サピ25回分の授業を数回で一気に追い上げるレベルの料金設定ですからね。親がそれくらいの効果を期待してしまう気持ちもわかります。

定期的に通うには覚悟が必要な料金なので、通うならば6年の秋以降が現実的ですが、6年の秋にはきっと人気講師は予約でいっぱいになっているので、小5の今頃から入会するのが安心なのかもしれませんね。私の個人的な感想としては、SS-1の校舎まで通う時間のロス(近所にはないので送迎が発生する)を考えると、同じくらいの料金ならばプロ家庭教師のほうが勝手がよいという印象でした。

いずれにせよ、どんどん金銭感覚がおかしくなっていくのを感じるので、定期的に自分の給与明細をチェックしながら「無理すんなよ」と戒めていきたい所存です。


姉妹の子育て、特に長女の中学受験の伴走記録です。 いただいたサポートは、勉強をがんばる娘へのご褒美に使わせていただきます!