ケチは「ありがとう」すらケチるが、他人事ではない

ケチと言われるとお金や物に対して、シビアな人という印象があるだろう。

私も最近までそう思っていた。

しかしケチというのは、お金だけではなく、「ありがとう」までもケチなのだ。

処世術として感謝を伝えるのはあったとしても、感謝とは口だけではなく、思いや特に行動が大切だ。

そして行動だけではなくつい口に出す、ちょろっとしたことがその人のケチかどうかが分かるようになる。

ジャンル問わず、しっかりと作られた本を中心に読書をしていると分かると思うが、ちょろっと出されたことが実は大切なことだったりする。

物凄く分かりやすいのは漫画の伏線だ。

この伏線が中盤・終盤になるにつれて大切になってくるのと同じことである。

ケチな人が良く言うこと

私はケチではない。人を選んでいるのだ。

これは正しいのだが、与える側であるギバーの人間が食い物にされないためにやる行動であり、ケチ側の人間であるテイカーやマッチャーがやるものではないのだ。

基本的に与えるものではない人間が人を選んで与えているというのは、どう見ても自分のメリットになることを最優先事項としての行動である。

裏があるどころか、その考えに我々が乗ってしまったら「借り」という名のゆすりたかりの対象になってしまう。

それは与えていることではなんでもないし、ケチをも超えて邪悪である。

借りの押し売りに気をつけよう

相手を選んだうえで、借りを押し付けてくるような行動をしてくる相手からは距離を置こう。

そしてあなたがそのような人間であるならば辞めるべきだ。

特に自分から「世話好き」と言っている人間からは気をつけること。

世話好きの人間が自分で世話好きと自覚もしていないし、それをむしろアピールしている時点でヤバいの一言だ。

世話好きで何かを奢ってくれたり、物や金や情報を与えてくれるわけでもないのならそれは押し売りである。

情報は特に意識するべき項目なので気をつけて欲しい。

あなたが得をする情報と「相手も」得をする情報、これを見極めるべきだ。

後者が一番のやっかいであり、とても怖いものなので避けていこう。

ケチな人がお土産を持参した時は警戒すること

数年ぶりどころか人生初レベルで、お土産を貰ったことがある。

なんだろう?と思ったのだが、それをトリガーに要求をしようとしていたのだ。

ちなみにそのお土産のお菓子は1つである。

箱ではなく、お菓子1個だ。

彼からすると、それは最高のお土産なのかもしれない。

しかしいつもはしないのにするし、謎の少なさに怖くて警戒をしていて、今も解けていない。

なぜケチはありがとうをケチるのか

ここからが本題だ。

なぜケチな人はありがとうをケチのだろうか。

それは至って単純なことで、今まで小さな奢りをしてこなかったからだ。

具体的に説明をしよう。

些細なことでも良い、駄菓子レベルのものを奢った時にありがとう的なことを言われる。

その体験が普通の人よりも、ケチな人は少ないという至ってシンプルな理由だ。

そしてコンビニの店員などに感謝を口にしている人はケチ度が観測範囲ではとても低い傾向にある。

ケチな人はお金にケチになっていくと、次に行動や言葉へとケチがエスカレートしてくるのだ。

私達がするべき対処方法

このようなケチな人に対しての対処方法、それは諦めることだ。

奢られることも奢ることも諦めることが大切で、相手が助けてくれたから次は助けるという考えをケチな人は持っていない可能性が高い。

それどころか、奢ってくれる相手だと認識していることもありえるし、奢ったのを覚えているかどうかも確認しよう。

大体ケチな人は、奢ったことを覚えていない。

ただし私達は、与える側でも奢られたいということをアピールすることは必要だ。

常にやられっぱなしだと、相手はこのような性格だから仕方がないとキャラ付けされてしまい、いつまでたってもモヤモヤする。

モヤモヤを引きずるくらいならば、奢られキャラを演じる必要がある。

ちなみにいつまでも奢られている人がケチかというとそうではない。

出す時は出す。

見抜き方

堀元見はいつも奢られているが、出す時は自費からポンと40万円投資金として出す。

ケチな人間はこのようなことをしない。

正確には自分のためにならやるし、周りを巻き込むのなら宣言をする。

ケチな人というのは、要するにお金に直接的ではない投資が下手な人なのだ。

投資が下手で常にお金や感謝などの信用といったものを、貯金をしているのだ。

そのせいで大きな得を永遠としないため、結果的に損失となる。

したがって見抜き方の一つとして、人間関係などお金に直接結びつかない投資が目に見えて下手かどうかを見よう。

純粋に人間関係構築が苦手な人でない点も注意しよう。

また常に投資をするかどうかを考えるべきではなく、この人はケチだなと直感的に思ったら、その日の寝る前とかに考えてみよう。

相手と行動しながら、この人はどんな人なのだろうと人間観察しているのは私は好きではないし、楽しく相手と接することができないからだ。

誰でもすぐにケチになる

ケチではない人もケチになってしまう。

私は最近色々と自分の時間やお金を削って、相手の人生に直接関わるレベルの手助けをしたが「ありがとう」すら言われなかった。

それがかなり悶々としていて、もう助けるのをやめようと思うようになってきている。

ただこれがエスカレートしていって、相手に何もしない自分が出てきたため、誰でも何か体験があるとケチになることを学んだ。

私はケチではないと思っている人もいるかもしれないが、嫌な思いをしてケチになることは必ずある。

ケチにならなすぎるのも食い物にされて良くないが、ケチすぎるのも良くない。ただしマッチャーという1:1思想に関しては私は良くないと思っているのでオススメしない。

自分がケチになっているのかどうか、定期的に見直し、損得勘定で動いているかどうか考えてみよう。

そして、「ありがとう」を言わなくなったら、ケチになった合図だ。

ケチな人は反応ぐらいはしよう

私はケチでお金を出したくないという人は、まず最低限として反応だけはするようにしよう。

仮に私が奢ったとして、満足したのか駄目だったのか、体調が良いのか悪いのか、そのくらいでも良いのでフィードバックは欲しい。

お金をこちらも出したのだから、何かしらの「反応」はタダなわけだし、アレルギーでしたとか、宗教上の理由で辛かったという最低限の意見をもらわないとその後の進展もできないからだ。

ケチな人は結構無言だったり、反応が無い人も多くて、あったとしても「食ったなあ〜」くらいだ。

もう少し具体的な反応がないと、今後の奢る側の成長もできない。

奢られたいなら最低でも、メリット・デメリットの「メリット」だけを伝えよう。

私の例:就職斡旋

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