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Porta Lab.縦型PCレザーケース 開発ストーリー

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Porta Lab.二つ目のプロダクト、縦型PCレザーケースの開発ストーリー、開発秘話です。 開発のきっかけから、企画の思想、辿りついたプロダクトのデザインまで、このプロダクトへ…
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#thinkpad

[縦型PCレザーケース開発ストーリー]Vol.1 ムラ染め革との出会い

みなさま Porta Lab.です。 縦型PCレザーケースの開発ストーリーを少しずつお話させて頂こうと思います。 新しいプロダクトを生み出すきっかけ、原点は、今回もやはり素晴らしいレザーとの出会いからでした。 お客様のみなさまのおかげで、Makuakeで公開した横型2Wayレザーケースは、多数のご支援をいただき無事発売の運びとなりました。 特に藍染レザーは、自然染料が醸し出す、光の当たり方や部位によって濃淡を持つ独特な趣を評価頂いておりまして、まさに革×藍染で目指したこ

[縦型PCレザーケース開発ストーリー]Vol.2 Portaでしか出せない理想の表情を求めて

みなさま Porta Lab.です。 ムラ染めの製法に関しては、独自技術もあり詳細をお話することは難しいです。 ただ、重要な要素として、染色で手間暇をかけるということがあります。 その牛革の染色に対する並々ならぬ職人の情熱から、今回、レッドとブラックを発売しようと考えたのは自然な判断でした。 通常の牛革でも何度か染めては乾かしてを繰り返すのですが、ムラ染めではその繰り返される染色の要素を一つ一つ分解し色を出しています。 ムラ染めで重要なのは、繰り返される染色の条件をいか

[縦型PCレザーケース開発ストーリー]Vol.3 ピッグスキンスウェード

みなさま Porta Lab.です。 今回のプロダクトをお話させて頂く上で、もう一つ外せない重要な素材があります。 側面や内張の素材として使用している、ピッグスキンスウェード(豚革)です。 今回メインの外装の革で、ムラ染めという挑戦をし、世界に二つとない趣を持ったPCケースを目指すことになりましたが、もう一つ工房様から提案頂いた素敵な素材がありました。 「実は日本でほぼ自給率100%なんです、豚革は。染色においても発色がよく、また裏面がスウェードのように均一で滑らかな微

[縦型PCレザーケース開発ストーリー]Vol.4 今必要とされるケースを

みなさま Porta Lab.です。 魅力的な素材を活かすプロダクトのカタチを目指して。企画段階では、様々なアイディアが溢れました。 既存の横型2Wayケースのカラーバリエーション追加をするのか、そもそも横型か縦型か、あるいはもっと他の形もあるのではないか。 プロダクトのデザインを考えるうえで、軸は変えませんでした。 新しい働き方で必要とされている、大切な道具を さっとまとめられて すっと使えるようなケースを提供したい。しかも長く使える、使いたくなるような、高い品質や堅牢

[縦型PCレザーケース開発ストーリー]Vol.5 完成したカタチ

みなさま Porta Lab.です。 徹底的にこだわり抜いた革、考え抜いた末に辿りついたデザイン。 妥協なく作りあげたプロダクトについてお話させて頂きます。 大切な道具であるPCケースと、手帳やマウス、充電器をさっとまとめられてスムーズに取り出せるような構造を考え抜きました。 ノートPCを収めるメインポケットは、14inchサイズまで対応することで、ほとんど全てのモバイルノートパソコンがゆったり出し入れできるようなサイズに設計。アウターポケットは手帳やマウスがすっと収まる