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TOEIC Part 1 の英文で発音を劇的に変える練習方法

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・週1更新
・読み応えがあるもの
・話のテーマは「900 over」or 「スピーキング力アップ」
・コンセプトは「ハイスコアラーが次のステップへ進むための道標」

毎週1本ではありますが、無料部分(前半)と有料部分(後半)に分けてお送りします。月額にお申し込みいただかなくても、楽しめる内容に仕上げていきますので、note 上でフォローをしていただけますと幸いです。

👓 この note を書いているぽるぽるのプロフィール 👓
・講師(東京海洋大学/市進予備校/天狼院書店)
・著書(TOEIC TEST 戦略特急/毎日の英単語)
・国内独学・留学なしで TOEIC 990点満点・英検1級

さて、本日のテーマは「Part 1 × 発音」です。スピーキング力アップには欠かせないテーマであることは間違いありません。と言いつつも、TOEIC の試験対策だけをやっていると、疎かにしがちではないでしょうか。今日は対策をしながら、発音もうまくなる練習方法をお伝えします。

👓 TOEIC は発音の試験ではない

TOEIC はリスニングとリーディングの能力を問う試験である以上、「発音から勉強を始めよう」という人は多くないはずです。聞ければいい。読めればいい。たったそれだけのことだからです。

TOEIC の試験時間内で発音をすることはない、わけですね。この点を考えると、発音の練習はますます不要であるように思えます。

「TOEIC がスピーキングの試験ではないから、話せなくてもいい」という意見にも通ずるところがありますね。ぼくの学習体験として、この意識はありませんでしたが、「スピーキングは後回しで良い」と割り切っていた自分がいたのは確かです。

👓 発音にこだわらなくてもハイスコアは取れる

TOEIC でハイスコアを取得するー仮に、ハイスコアが満点だとしてもーために、発音のうまさが必要ではないことは確かです。l と r の発音の違いがうまくできなくても、正解数を増やすことはできます。自分で発音できなくとも、文脈で判断できるからです。

ぼく自身の体験をまたお話させて頂きます。発音に関する教材に取り組んだことはあります。多くの方がご存知であろう、王道の『英語耳』はとても印象に残っています。ですが、割とすぐに挫折しました。おそらくどこかで「発音がうまくなったところで、満点が取れるのか」と疑っていたからでしょう。当時の自分にインタビューしたいくらいです。

継続的に練習していないからだとは思いますが、発音の練習のおかげで、スコアアップに影響した記憶はありません。もしかしたら、どこかで影響しているのかもしれませんが、検証が難しいです。でも、さほど取り組んでいないのは事実なので、スコアアップにはほとんど影響はないでしょう。

👓 発音できる音は聞き取りやすい、という真実

「発音の練習がスコアアップに影響していない」という書き方をしましたが、これは「スコアアップのために、発音の練習をしないほうがいい」というわけではありません。

発音ができなくても、ハイスコアの取得に問題はないのですが、「発音できると聞き取りやすくなる」という話はあります。英語のリズムやイントネーションは、日本語と異なるものですから、そこを自分で言えるようにすると、楽に聞き取れるようになるということです。

発音ができるようになるためには、正しい音を自分に叩き込んで、何度も声に出して練習することになりますよね。これをすることによって、自分の中にストックされた音が聞こえてきたときに、反応しやすくなるわけです。

👓 発音が悪いと、相手に伝わらない

スピーキングをするときに発音が悪いのは大問題です。「英語の勉強は TOEIC のスコアアップだけ」と割り切っている人は関係のない話ですが、スピーキング力を伸ばしたい人にとっては、発音が悪いと、相手に伝わらない

もし TOEIC でハイスコアを取得できたとしても、TOEIC で学んできた英語を改めてやり直す必要すら出てくるかもしれません。それってとてつもなく面倒なことですし、非効率なことだと考えています。

ぼくは発音が上手ではないですが、劇的に下手かというと、そうではありません。多分。でも、これは TOEIC で満点を取得した後に、改めて「発音」と向き合ったからです。「スピーキングは別物」と割り切っていたとは言え、非常にもったいない勉強の仕方だったと振り返って思います。

もしお読みのみなさんが「スピーキング力も高めたい」と思うのであれば、今から「発音」と向き合っておくのは良い手です。ぼくのような非効率な人間を増やしたくないからこそ、強く思います。

👓 Part 1 は音の基本を学べるパート

TOEIC 対策をしながら、「発音」の練習はどんな風にしたら良いのか。うってつけの素材が、TOEIC にはあります。それが Part 1 です。この note をお読みの多くの方が、Part 1 はほとんど使っていないはずです。というのも、ほぼ全問正解ができるから。

しかし、ここで自分に問いかけてください。

「ネイティブのように、Part 1 の英文を発音できますか?」

もし発音できるかどうかがわからなければ、Part 1 を引っ張り出して、リッスン&リピートを行ってみましょう。それを録音すれば、一発でわかります。

Part 1 は二つの力を問うていると思います。「基本的な語彙(名詞・動詞)を知っているか」「基本的な音を拾えるか」。前者は単語をゴリゴリやっていけばいいです。そして、おそらく単語が増えていけば、正解はできるようになっていくはずです。

前者と後者は別物のように思えますが、「単語」と「正しい音」がつながっていないと、正解は選べないはずです。この観点で考えると、音を拾えるようにするために、発音の練習をするのは合理的だと思います。

「発音記号を学んでください」とか「口の形を意識してください」とか言っているわけではありません。ネイティブのように発音できるかを確かめる。ただそれだけです。

発音に苦手意識のある方こそ、今から取り組んで欲しい学習方法です。ぜひ実践してみてください。なんだかんだで、発音できるほうが英語は楽しくなりますから。

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今日も読んでくださって、ありがとうございます!

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ここからは有料部分になります。Part 1 の英文を使って、発音を良くする方法にもう一歩踏み込みます。大学の授業では当たり前のように教えているのですが、意外に公に書いたことがないので、コンパクトにまとめてみます。

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