クラウドワークスのVtuber案件に応募してみた結果
フリーランスで活動し始めて数か月が経った8月上旬。
収入が足りん足りんの脳タリンな私は、ライター以外での収入も視野に入れ始めていた。
さて早速仕事探しだと考えクラウドワークス（以下、CW）にて様々な案件に目を通す。
そこで目にとまったのがVtuberの案件だった
時給5,000円以上可能！？
特別ボーナス最大158,000円
在籍100人弱の立ち上げたばかりの事務所
ほう…いいじゃないか…！
日頃から家にこもりっきりな自分の欲求も満たせると思ったのだ。
我が欲求それは…
してぇ…
ということで早速応募。
一度詳細などを含めてZoomで面談をするとのことで希望日を伝達。
適当な雑談をしながら金が稼げるとは全くボロい商売もあったもんだと
この時点で私はウキウキワクワクマンだった。
面談も難なく終わり、その後はLINEにてやり取りを行う事となった。
しかし、この時点でふと訝しみ始める私。
まあ今更失うものもあるまいと考えLINEアカウントを交換。
それからVtuberとしての自分を表すためのイラストの相談が始まった。
イラストについて
〈性別〉
〈身長・体格〉
〈髪型・髪色〉
〈目の形・サイズ・色〉
〈性格〉
〈表情〉
〈服装・色〉
〈ポーズ〉
イラストがどんなものがいいかもいただきたいです
この
「イラストどんなのがいいかもいただきたいです」
しっかりとした公式の事務所でこの文体はあり得るのだろうか…
CW上のやり取りでもこうした文体だったのが私を訝しめさせたのだ。
そう、まだ相手への信用がないのだ。
なので相手の企業名などを聞いてみた。
御社の企業名を教えて頂くことは可能でしょうか？
〇〇です
早速ググってみるも、美容整形の同名他社が出てくる始末。
公式ホームページはありますか？
無いです、今後も作らない予定です。
その分のコストをライバーに還元してます！
報酬に関しては某配信アプリの取り分を
全てライバーに還元するという話だった。
となると一体この事務所は何をどうライバーに還元するのか。
公式ホームページがない
となるとSNSでの運用を行っているのかと思い、問うてみた。
かしこまりました。
となると、TwitterやTiktokなどのSNSを運用しているのでしょうか？
とりあえずアカウント作成進めていただきたいです
と、露骨に話を逸らされてしまった。
とりあえずじゃねえんだとりあえずじゃ、そこに至るまでにある程度の信用が必要なんだこっちはオラァン！？
気を悪くさせたのなら申し訳ありませんが、
今後の信頼関係のためにも貴社の情報提供があればと
思ってご質問させていただきました。
円滑なやり取りの為にお答えいただくことは可能ですか？
別に悪い気はしてないです。
Twitterアカウント
教えたのはいいですけど
アカウント作成進めていただけますか？
＾＾；
まあ一先ずTwitterを見に行ったのだが
6月下旬から一切更新がない。
内容はこれ
来月〇〇でデビューするライバーが10人以上決定。
ちゃんとサポートさせて頂きます。
まだまだライバー募集中♪
そう…（無関心）
まあ教えてもらう事はできたからヨシとする。
イラストは正直なんでもいいので
適当に自分の好きなキャラに則り記載をした。
それから数日後。
イラスト代5,000円の入金お願いします。
入金確認後作業の方進めていきます。
口座情報
・・・まあもうここまで来たら行くところまで行くかと、
なけなしの5,000円を入金。
登録に必要な情報提供をおねがいします。
・本名
・生年月日
・電話番号
一体何の登録にこの情報が必要なんだ！？
だが行くとこまで行くと決めたら止まってらんねえ！
信用のない相手に個人情報を送信だッッッ！
数日後
イラストが出来上がったとの報告。
是非皆さんにも見せたいのだが、かなり稚拙な物。
陰影は雑で立体感に欠け、
某配信アプリで活躍している方々のイラストに比べるとかなり粗末な物！
だが言った！
「ありがとうございます！」と！
こうして配信の準備は整ったわけだ。
しかしそれからの私は配信など全くしなかった。
（こんなイラストで人気出る訳ねえよ…）
その気持ちが邪魔をしていたのだ。
そうして配信などほっぽりだし、地道にライティングを行っていた。
だが9月も終わりになる頃に酒を飲んだ勢いで
気晴らしに一度配信をしてみた
視聴人数は10人、コメントは112件と、
まあ初めてにしてはこんなもんだろう。
イラストが完成し、現在に至るまで事務所（笑）からの連絡は一切来ない。
サポートとは何なのか、まあ確かに碌に配信もしてないのでサポートもくそもないのだが、それでも一言くらいあってもいいのではないか。
そもそも事務所としての機能はちゃんとしているのかどうか。
私の5,000円は帰ってくることはない。
この経験をきっかけに如何にVtuberが稼ぐのが大変かを身に染みた。
そして信用ならない相手に個人情報を渡すという
愚行を読者諸兄は働いてはいけない。
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