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ストリートファイターZERO3

ストリートファイターZEROにハマり

ZERO2をゲーセンでやり込み、発売日にも買った。

1番やった格ゲーはZERO2と言っても過言では無いくらいプレイした。

中学校の頃の話

地元の第2小学校の横に「爺やん家」と呼ばれる駄菓子屋があった。

そこには爺やんと呼ばれるジジィが座っていて駄菓子とゲーム筐体4台ほど置いてある

地面はベトベトで駄菓子のゴミが散乱していて独特の匂いを放っている店だ。

5人入ればパンパンになってしまうその駄菓子屋に

ZERO2が入荷された。

僕は毎日の様に通っていた。

いつも爺やんが椅子に座って新聞を読んでいて

巨人の負けが続くと俺らに怒鳴る。

だから僕らは爺やんの機嫌が悪い時は巨人が負けているんだな〜

と思いながら通っていた。

ある日、僕が矢島くんとZERO2をやっていると

顔馴染みの無い連中が入ってきた。

黄色いバンダナをしてダボダボの上下、IWGPに憧れてますみたいな感じで芸人の三瓶さんにB系に服を着せた様な風貌をしていた。
(以下、三瓶)

三瓶「おい!じじい!麺のお湯!!早くしろよ!!」

とブタメンを勝手に開け爺やんに渡す

爺「お前勝手に開けんじゃねぇ!金はここに入れとけよ!」

と言って裏にお湯を沸かしに行った。

その連中はゲームをやプレイ始めるも

三瓶「なんで技出ねーんだよ!!」

と言いながら筐体を蹴ったりしていた。

爺やんの持ってきたブタメンをずるっと食べ終わると

お湯の入ったまま地面に叩きつける様に捨てて

ゲームをプレイしている。

床のベタベタと店内の異臭はこいつらが原因だった様だ

爺やんは何も言わずに新聞を見ている。

クソ爺もそれで何も言わねーのかよ!と思いながらZERO2をプレイ

するとその連中は

三瓶「ZERO2あんじゃん!」

と矢島くんのやってる台に乱入してきた。

そして対戦する。

その矢島くんは豪鬼使いでめちゃくちゃ上手かった。

案の定圧勝。

急に入ってきて店内での素行の悪さのフラストレーションもあり

矢島くんは本気だったらしく

瞬殺だった。

三瓶「てか豪鬼は卑怯だぞ!おい!」

矢「お前が勝手に乱入してきたんだろ!」

三瓶「なんだてめー!やんのかコラ!!」

爺「うるせぇ!お前ら外でやれ!」

と、喧嘩ムードになってしまった。

結局爺やんが仲裁に入ってこの店で豪鬼の使用を禁止された。

その日から爺やん家に行くと

爺「ゴーキはだめだ、ゴーキは使うなよー!」

というのが口癖になっていた。

そしてZERO2の筐体が無くなってからも

爺「ゴーキはだめだ、ゴーキは使うなよー!」

俺「爺やん、もう豪鬼はいないよ」

と言っても翌日

爺「ゴーキはだめだ、ゴーキは使うなよー!」

と言っていた。

僕らは高校に入り爺やん家にも行かなくなっていた。

高校3年も終わり頃、違う高校に行った矢島くんと久々に会うことになった。

自転車で館林駅から第2小の方へ向けて走っていると

爺やん家がある。

ボロボロの建物からピコピコ音が聞こえたので

まだやってるのか

と思って久しぶりに入ってみた。

爺やんが座ってた。

矢「おぉ!爺やん!久しぶり!」

爺「・・・」

もう耳聞こえないらしくずっとこっちを見てる

俺はともかく矢島くんは小中の9年間と爺やん家に通い続けた猛者

矢「爺やん!!!久しぶり!!」

と大きい声を出すも

爺「誰だおめぇ?」

と言われていた。

もう年なんだなぁと感じながら矢島くんと1ゲームだけやって帰ろうとコインを入れたところ

爺「ゴーキはだめだ、ゴーキは使うなよー!」

そこは覚えてたんかい!!

その2年後くらいには爺やん家は跡形も無くなっていたのだが、そこを通る度にあのむわっとした駄菓子の匂いを思い出す。

さてそんなZERO2にハマっていた僕だが

もちろんZERO3を発売日に買ってプレイしたところ…

ってかZERO2エピソード長すぎた!!!

こんなに書くつもりなかった!!

ZERO3のゲーム内容をあーだこーだ言いたかったのに!!!

てなわけで今回はこれで終わりにします!!

じゃーZERO2を今回のタイトルにしろよ!!

と思う方もいるかもしれませんが

ゲームの内容全く触れていないので!!!

ZERO2のタイトルではありません!!

あくまでこれはZERO3の序章にすぎず…

いえ、序章とか関係無いんですけど…

まぁ!

とにかく次回ZERO3の僕なりの評価と素晴らしさを語りまっせ!!!

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