12月18日/偏見の日記


・ぼくは今日、昨日の二日酔いのことを書く。


・起床。

・……まだお酒が残ってますね。

・気分が悪かったので吐いた。飲んでいる最中よりもむしろ翌日の朝のほうが吐くことが多い気がするな。もうアルコールは胃に残ってないのに。


・”この飲み会では吐かなかったぞ”というプライドのために 気分が悪いのを我慢しているなということを自覚すると 気持ちに整理をつけるために 無意味に吐いたりする。

・ああそうそう、ベロンベロンに酔っ払っているときに 本能的にアルコールを抜こうとして 水を飲みまくって胃をパンパンにし、その気分の悪さを利用して吐く みたいな”人力胃洗浄”みたいなことやっている人もいると思うんですが、あれって意味ないらしいですよ。もうアルコールは血中に吸収されているから。


・ビタミンウォーターを飲み、朝食。

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・二日酔いの朝はカレーに限りますね。

・そうか?

・二日酔い、肉とか脂っこいものを食べると治るのが早くなるような気がするのですが、冷静に考えるとそんな理屈はないな。



・カレーを食べたら治った。


・昨日で試験は終わったのですが、急にもう勉強をしなくていいと言われると 何をすればいいのかわからなくなってしまうな。

・ベトナム帰還兵か?

・タクシードライバーに出演していたジョディ・フォスターが同性愛者であるということを 映画を見る前に知ってしまっていたのですが、俳優の人って 自分の性指向と違う人でも演じることが出来るんですね。

・映画の中で描かれる同性愛者は やはりデフォルメして描かれることが多いので、ストレートの人がレズビアンを演じるのと、レズビアンがストレートを演じるのでは また違った意味が出てきそうだな。

「アライ(LGBT全体を理解し支援する人)である」という意思表示には、どのような方法があるのでしょうか。
(中略)
「ホモ」「おかま」「レズ」等の差別用語を使わない。「ゲイ」「レズビアン」といった中立的な言葉を使う

・レズはダメでレズビアンはOKなのか。ハンセン病(原因菌としての らい菌はOKだけど 病気としての らい病はダメ)みたいだな。やっぱり 単語そのものよりも その単語の持つ文化的背景が人を傷つけるんでしょうね。


・そういえば昔 こんなツイートがバズってたな。

・タピオカを漢字にするときに 女偏を使うのは 偏見ではないか?という指摘を うまくあしらいましたというつぶやきなのですが、姦しいとかの 女偏を使っている漢字を持ち出して論破しようとするのは違うくない?

・もう既にある漢字のつくりは 長い使用年月の中で 文字としての意味合いを失っているけど、今から漢字を新しく作ろうって時に わざわざ女偏を入れるのは意味が違うじゃない。

・”今回の件について 多少の偏見があったことを否定することはできませんが、その上で……”というのが他人とのコミュニケーションにおける 誠実な態度なのではないかなぁ。

・今の話はわきみちのわきみちだったんですね。今からわきみちに戻ります。(←駿台の大島先生)

・……何の話をしていたんだっけ?

・人気俳優、演技と現実がごっちゃになるから大変そうだな。起きている間も夢をみているような状態でしょう?

・一時期夢日記をつけていたことがあり、そのおかげで明晰夢もお手の物なのですが、あれも 夢の中でされたことが 現実の人間関係に影響を及ぼしそうだなと思って 怖くてやめた。


・図書館へ。

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・この三冊が一堂に会するの、有史以来初では?

・未読の漫画と本が並んでいるとき、絶対漫画から手に取っちゃうな。


・むっちゃよかった。思わずボロボロ泣いてしまったよ。たぶんそういう読まれ方をする漫画だとは思わんだろうけど。


・ぼくの涙腺、”人の 陰の努力が 正当に報われる”という展開に弱いな。逆にそれ以外では一切泣かないので、変なタイミングで泣くやつだと知られている。

【もうろく翁マメ知識】
彼は”スーパーの女”(伊丹十三)でも泣いたことがある。

・あれはいい映画ですよ。

・心のどこかに、”陰での自分の努力は 報われるに違いない”とか、”みんな 努力はダサいというように振る舞っているが 人に見られていない場所では 頑張っているに違いない”とか、その手のタイプの幻想があるんでしょうね。実際のところ、人に見られていない状態なら サボる人間の方が圧倒的に多いのですが。



・もう起きます。


・さようなら。





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