見出し画像

コノヒトタチつっつくべからず

今日はシェル・シルヴァスタインの2冊目の読書感想です。
図書館にいって探していると、大人の絵本と子供の絵本で置き場所が違うことに初めて気づきました。

絵本は大人用と子供用と2冊あるのですね。
今まで興味がなかったので、知りませんでした。
”この絵本、子供に理解できるのか?”何冊か読んで思っていました。


読み始め

始めは何を言っているのかわかりませんでした。
ジブリを思わせるようなイラストと独特な文章。(翻訳するの大変ではないでしょうか?)

私はよくある現象で、映画や本などを観たり読んだりしていて、理解するのが凄く後になる事があります。全てではないのですが、他の人は比較的早くわかっているのに”あれは、そうゆう事?”と数日後であったりすることがあります。(他の人も普通にある事?)

今回はページ半分位のところで”そうゆう表現ね”と気づきました。

表紙
裏表紙

ビクビクちゃん

気づいたのは「ビクビクちゃん」を読んだ時です。
”なんだか、私の事?”と思いました。
ここに描かれている動物?は、全部「人間」なのね。

そう気づいて、読み進めると
”いるいる、こういう人”と。
弱虫だったり、怒りんぼだったり、いじわるだったり…。
そんな色々な人間をシルヴァスタインの独特な感覚で描いている。

ビクビクちゃんの表現は
ー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ー
すこし厄介なことがあると
ビクビクちゃんは
まず かたまり
それから もじもじし
自分を二つにおりたたみ
ひじを耳につっこみ
足くびはひっこめ
しまいには きえうせてしまうのでした
ー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ー
嫌な事にふたをして、消えてしまう。
こうゆう事、繰り返してきました。
今は”ダメダメ、逃げても後からついてくるから”と
一応立ち止まります。

いたずら小おに

「いたずら小おに」の童話が昔から好きです。
なんとなく思い出しました。
子供に住みついた小おには、その子が癇癪を起すたびに、どんどん太っていきます。癇癪が栄養です。
そして癇癪が起きなくなるとどんどんやせて、その子から離れます。

この小おにのように、人の感情や性格を動物に置き換えて表現しています。
最後は「ビシャビシャグショグショ」です。
ー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ー
世にもおそろしい
血なまぐさい
ぞっとする歌を
うたってるとき
ぼくはーーきみにーー言いたくなる
この世でーーもっともーー残忍なーー生きもののことを
お城より重く
お山より大きい
その名は ビシャビシャグショグショ
ほら きみの まうしろに 立ってる‥‥
ー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ー

これは、戦争をおこしている人の事を表現しているのかな。と思いました。
後ろにいる…というのは本当はその人の中にあるものではなく、
後ろや周りにある状況だったり、人だったりでそのような事をおこしてしまう。だから自分の周りや後ろも良く見てね。という警告かと思いました。

まとめ

この中にでてくる不思議な動物は、つっつくと大変だから、そっとしておいてね。周りにいる人(動物)や自分の中にあるその動物はやっかいだから、ひっそりと静かにしまっておいてね。といっているように思います。

出てくる動物の中に自分と似たもの、周りにいる人とそっくりな動物がいるかもしれません。
文章力が足りなくて、感じたことを上手く書けません。
興味を持たれた方は、読んでみてください。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

どなたかのお役に立てます様に。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?