
広島・栗林良吏と西武・平良海馬の連続無失点記録はどちらが先に途切れるか
広島の栗林良吏投手と埼玉西武ライオンズの平良海馬投手が、連続無失点記録を続けています。
栗林良吏投手:新人で開幕から19試合無失点(新人プロ野球記録)
平良海馬投手:開幕から26試合無失点(パ・リーグタイ記録)
どちらも素晴らしいことなのですが、「どちらが先に失点するのだろう?それくらいハイレベルな闘いだ!」と思い、Twitter上でアンケートをとりました。
今回はアンケート結果とともに、両投手について考えていきます。
Twitterでのアンケート結果
Twitterで僕のアカウントで以下のようなアンケートをとりました。
開幕から無失点を続ける #広島カープ の #栗林良吏 選手と #埼玉西武ライオンズ の #平良海馬 投手、どちらが先に失点すると思いますか?
— ポレポレK@野球ブログ (@funfanbaseball) May 28, 2021
投票数:342
投票期間:2021/5/28~2021/5/31
対象:上記ツイートをご覧になった方
注意:回答「閲覧用」は無視
上記の結果をグラフに投票数別にすると以下のようになります。
以下は割合を円グラフにしました。
結果を見ると、栗林投手の方が先に失点すると予想する方が多いようですね。
一方で、2人も無失点のまま今シーズンを終えると予想する方も15%ほどいらっしゃいました。
次の項目から、それぞれ理由などを考察します。
【前提】
私のTwitterアカウントでは西武ファンの方が多く、回答者も西武ファンの方が多いです。
そのため、少し西武の平良投手びいきなところがあるかもしれません。
考察1 栗林投手は新人ながら無失点。対策される交流戦開けはどうなる?
大卒新人として1年目の栗林投手は、150km/hを超えるストレートと鋭く落ちるフォークを武器に、シーズン当初から抑えとして活躍しています。
このようなことを考えて、栗林投手に投票した方も多いでしょう。
しかし、1軍のプロの打者やスカウトは研究しないはずもなく、夏場あたりから対策されるのではないでしょうか。
ただ、現在は交流戦のため、パ・リーグの打者は栗林投手との対戦が初めてです。そのため、交流戦中に失点する確率はそこまで多くないかもしれません。
勝負どころは、交流戦が終わって再びセ・リーグに戻った時でしょう。セ・リーグの各チームがどのように対策するかが見物です。
考察2 平良投手は昨年から無双していた
続けて平良投手への投票数が増えた理由を考察します。
その理由とは、平良投手は今年だけ抑えていたわけではなく、昨年からほぼ無双状態であったことです。
【昨年(2020年)の平良投手の成績】
防御率:1.87
投球回:53
奪三振率:10.53
被打率:.129
WHIP:0.96
出典:データで楽しむプロ野球 | 平良投手(2020)
上記動画のように、160km/hに迫る重いストレートだけではなく、スライダーやカットボールも使いこなしています。
このような圧倒的な投球は、今年だけではなく昨年から続いています。
そのため、栗林投手の方が先に失点するとの予想が多かったのではないでしょうか。
考察3 栗林の抑えでの記録 vs 平良の無失点記録試合数
栗林良吏投手:新人で開幕から19試合無失点(新人プロ野球記録)
平良海馬投手:開幕から26試合無失点(パ・リーグタイ記録)
栗林投手は19試合、平良投手は26試合連続無失点と、栗林投手の方が試合数が少ないです。
しかし、栗林投手の価値は、「抑え」での登板だということです。抑え投手として19試合連続無失点というのは、彼の実力そのものです。
一方で平良投手は主に8回に登板します。。セーブもいくつかありますが、9回とプレッシャーが違います。
実際に5/29の阪神戦で抑えとして登板した平良投手は、ド緊張していました。先頭打者をストレートのフォアボールを与えたほどです。
とはいえ、平良投手の方が連続無失点試合数が多くなっており、日本記録の31試合も見据えています。
まとめると、
栗林良吏投手:19試合無失点⇒抑えとして価値が高い
平良海馬投手:26試合無失点⇒価値も高いが、試合数で栗林投手より勝る
です。
どちらも侍ジャパン入りが濃厚!?東京オリンピックでの活躍に期待!
ここまで栗林投手と平良投手について書いてきましたが、どちらも圧倒的な力を備えている投手であることは間違いありません。
7月に迫る「侍ジャパン」メンバーにも入ることでしょう。
実際に私も侍ジャパンメンバーを予想した記事で、2人をいれました。
平良投手・・・中継ぎ
栗林投手・・・抑え
として活躍すると思います。
平良投手は確実だと思いますが、栗林投手が「新人だから」という意味で選ばれないとすれば、侍ジャパンの首脳陣の考えを疑います。
栗林投手も必ず入ると予想します。
ぜひ栗林投手と平良投手には無失点記録を続けてもらい、「東京オリンピック」でも無失点の快投を期待します。