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アイドルビジネス

発展の歴史

 2000年代に秋元康が手がけるAKB48が世間的に注目を集めて以降、アイドルという存在が注目を集めるようになったのは記憶に新しい。

 ピンクレディーなどに代表される、いわゆる昭和のアイドルはオタクたちにとって高嶺の花であり、一生かけても会うことができない存在であった。しかし、AKB48の台頭によってアイドルは「会うことの出来ない存在」から「会うことができる存在」へと変化したのだ。この大きな転換は、ファンたちに一層の夢と希望を与える機会となった。

地下アイドル時代の到来

 今や地下アイドルが星の数ほど乱立する時代である。地上デビューしているアイドルより、地下アイドルの数の方が圧倒的に多いと言えるだろう。

アイドルの収入源

そもそも、アイドルの収入源はご存じだろうか?固定給に上乗せする形で、主に以下の3点が挙げられるだろう。華やかなイメージのあるアイドルであるが、トップ層からボトム層まで収入の振り幅が大きく、不安定である。そのため離職率も高くセカンドキャリア問題なども露呈しているため、業界全体として人材の囲い込みに必至だ。

①チェキ会や握手会による報酬
②グッズ売上
③アフィリエイト報酬(SNSのフォロワーが多い場合)

アイドルとオタクたち

少し冷めた言い方になるかもしれないが、なぜ、オタクたちは全くの赤の他人のアイドルにここまでのお金を注ぎ込むのだろうか。容姿や人間性などに魅力を感じ、推しに没頭するのだろう。自身の推しが舞台上で頑張っている姿を見ることこそが、オタクたちが最も幸福を感じる瞬間ではないだろうか?

アイドル⇆オタク

親⇆子供

アイドルとオタクの関係性は親と子供の関係性に類似している。親は自身の子供に経済的・精神的に与えることで幸福を感じる。一概に全ての親がそうであるとは言い難いが、、

精神的に強い結び付きを両者は持っている。また、社会の底流にある精神論が覆らない限り、両者の構造は変化しない。つまり、アイドルが存在することによって救われる一定数の人間が存在するのだ。彼らの存在がいる限り、アイドルは必要不可欠な存在として活躍し続ける。

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