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ルース・ベネディクト『菊と刀』

ルース・ベネディクト「菊と刀」
ルース・ベネディクト(Ruth Benedict、1887年6月5日 - 1948年9月17日)は、アメリカ合衆国の文化人類学者。「レイシズム」の語を世に広めたことや、日本文化を記述した『菊と刀』を著したことによって知られています。

レイシズムとは人種主義や人種差別と訳され、人種に基づく思想や差別のことを指します。ちなみにベネディクトはレイシズムについて「レイシズムとは、エスニック・グループに劣っているものと優れているものがあるというドグマである」と述べています。

今回取り上げる『菊と刀』は、日本人の行動パターンを分析した文化人類学の著作です。この本は、第二次世界大戦中にアメリカの敵国であった日本(日本人)を理解するために書かれました。

恩や義理など日本固有の規範を通じて、日本文化の「恥の文化」と西洋のキリスト教中心の「罪の文化」を対比しています。

日本は恩の文化、欧米は愛の文化。
日本は恥の文化、欧米は罪の文化。

ベネディクトの視点は、文化相対主義の枠組みを超えて、異文化間の理解を深めるための重要なステップとなります。日常生活での活用法としては、異文化コミュニケーションにおいて相手の文化的背景を理解し、尊重する姿勢を持つことが重要です。『菊と刀』の分析を通じて、私たちは多様な価値観を持つ人々との対話において、より寛容で柔軟な態度を培うことができるでしょう。

あいさつ
読んで下さった皆様有り難うございます。皆様の幸せを祈っております。

以上です。