見出し画像

ユトリロについて

1.ユトリロの生涯


モーリス・ユトリロ(Maurice Utrillo, 1883年12月26日 - 1955年11月5日.享年71歳)は、フランスのモンマルトルにマリー=クレマンティーヌ・ヴァラドン(シュザンヌ・ヴァラドン)の私生子として生まれる。

ヴァラドンは、画家のモデルをやっていた。ロートレックやルノワール、シャヴァンヌのモデルになっている。そうして数々の画家と浮名を流す、性的に放埓な女性であったそうだ。

ミケル・ウトリーリョ(カタルーニャの画家、評論家)がユトリロを認知する。モーリス・ウトリーニョでモーリス・ユトリロとなるらしい。

ヴァラドンは、エドガー・ドガ(1834年~1917年.印象派。バレリーナの絵で有名。晩年は視力を失い造形作品を制作)に師事して絵を描き始める。

ヴァラドンは育児をせず、ユトリロは祖母に育てられる。祖母はユトリロに子供の頃からお酒を飲ませる。それによりユトリロは8歳ころからアルコール依存症になった。

ユトリロは18歳で精神病院に入院、治療の一環で絵を描き始める。

ユトリロ21歳の時に、母ヴァラドンが18歳のアンドレ・ユッテルを愛人とする。後に結婚する。ユトリロはショックを受けて、アルコール依存症が悪化する。

このころモンマルトルが観光名所になる。ユトリロの絵はお土産として人気になる。

画家のアメデオ・モディリアーニと仲間になって、呑んでは暴れる生活を送る。

ユトリロは、母に愛情をもらえなかったため、逆に母の愛を求めてもがき苦しむ人生を送ることになった。また、ユトリロは男としての自分に自信が持てなく苦しんだそうです。

今回調べてみて私が思ったこと
随分苦しそうな人生だと思った。ただ彼の絵は多くの人の心を救っている。
彼の人気は非常に高く、1929年10月24日木曜日のニューヨーク株式市場
の大暴落に端を発する世界大恐慌の影響を受けなかった唯一の画家と言われている。

以上です。

参考にしたもの(Youtube山田五郎大人の教養講座)